「カレン」
大急ぎで病院へ向かうと、可憐のお母さんが待っていた。
「優君、来てくれてありがとう。可憐はまだ意識を失ってて、目が覚めていないけど少し一緒に見ててくれないかしら。」
「分かりました。何時間でもいますよ。」
それから気づけば夜の12時を回っていた。
「明日、また来るね可憐。優君もありがとね。また明日。」
「また明日来ます。」
そう言って俺たちは別れた。余談だが俺たちの他にもたくさんの人達が見舞いに来てたみたいだった。…それから数日が経った頃
「やばい、寝坊した。急がないと!ってあれ?メール?」
メールの内容は衝撃的な事だった
「「私も今病院に来たけど、可憐が起きてて!でも…これ以上は実際に見た方が速いわ。今から来れる?」」
「「はい、すぐ行きます。」」
とメールを送り、すぐさま病院に向かった。
「優君、来てくれてありがとう。じゃあ、私は病室の外でまってるから」」
そうだけ答えると、可憐のお母さんは出ていった。
「「おはよう、可憐」」
病室を開けると可憐がキョトンとしていた。
「本当によかったよ。可憐心配したよ?」
そう言うと可憐は…
可憐は…
「初めまして、もう話しかけてこないでください」
と、衝撃的な言葉を放ったのだった。