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生と死

「ただいまー」

「お帰りなさいませ」

「あれ?サラは?」

「まだお帰りになられていないようですが」

「そうか」


~夜~


この時間になるのにサラが帰ってこないのはおかしい...


「ちょっと探してみるか」


しかし、僕のスキルには少し欠点がある。作成するのに時間がかかるという事だ。特に生物や概念、スキルを作るのには1日以上かかってしまう。どうする...この時間をどうにか...あっ!

作成時間を即座に作成できるスキルを作っちゃえば時間とか関係なく即座に作ることができるようになるそれまでの辛抱だな、それにそのうち帰ってくるだろうし。


「スキル発動」

「スキル作成」

「即時作成スキルを作成」


作成を開始します


「作成完了まで24時間」


取り遭えず明日もあるし今日は寝るか


~翌日~

「レン様。おはようございます」

「あれ?サラはまだ帰ってないのか?」

「そのようです...なにかあったのでしょうか...」

「でも大丈夫だろう!サラは強いからな」


スキル作成完了まであと、15時間


「んじゃ、行ってくるよ」

「行ってらっしゃいませ」


「おはよう!レン君」

「確か...」

「マイだよ!忘れないでね!」

「ごめんごめん」

「そういえばクラスどうだった?私はBクラスだった」

「それが良く分からないんだ」


「お待ちしておりました」

「レン君、この人は?」

「申し遅れました。特進クラスの担任をしております、ミラと申します。お会いできて光栄です」

「どうして特進クラスの担任が?」

「昨日学院長から聞いていると思うのですが?」

「昨日の話本当だったの?」

「レン君特進クラスなの!?」

「特進クラスに行くのは良い、ただし条件付きでな」

「条件とは?」

「この子も特進クラスに入れること。それが無理ならBクラスにいく」

「学院としては僕は特進クラスとかに来てほしいんだろ?」


さぁ...どうだ...マイには悪いがマイには特進クラスに行けるほどの実力はない。


「その条件呑むとしようじゃないか」

「学院長!」

「しかし、実力がないものを特進に入れるわけには...!」

「わしが言ったことが聞こえなかったのか?条件をのむと言っておるのじゃ」

「この学院の生徒のクラス分けの決定権をクラスの担任にあると思ったら大間違いじゃぞ」

「す、すみません」

「ってことは?私特進クラスに行くの?」

「そうなるね。ごめんね勝手に巻き込んじゃって」

「大丈夫!レン君と一緒になれるなら」


特進クラスか...どんなことするんだろう...やっぱり高度な魔法とかの勉強とかするんだろうか


「今日からこのクラスに編入した。レン・バラインとマイ・アルミナだ。仲良くするように」

「はぁ?仲良くするようにだぁ?」

「俺ら特進クラスもこんなガキどもが入るなんて落ちぶれたものだなぁ!」

「しかも、その一人がバライン領の三男坊だろ?無能で有名なあいつだろぉ?」

「笑わせんじゃねぇよ。まぁいい機会だ、どれだけ貴様らが無能の落ちこぼれなのか俺が思い知らせてやるよ」

「明日まで待ってやるから。精々頑張るんだな」


こんな奴が特進に居るのか...だとしてもおかしい何で担任は口を出さないんだ?

このクラス色々裏がありそうだ...それに特進に入ったのは実質僕だけみたいだな。


「今日の授業は古代で使われていた数学の一つの掛け算というものをやっていくぞ」

「古代数学なんて難しすぎて出来るわけないだろ!」


なにを言ってるんだ?掛け算だろ?掛け算なんて小学生がやるもんだぞ?


「23×56できる奴いるかー?」

「お前できる?」

「一桁の掛け算なら...」


「レン君...さすが特進クラスだね...問題が難しい...」

「何言ってるんだ?こんな問題簡単だぞ?古代数学?かなんか知らないけどまだ簡単なほうだぞ」

「そうなの?」

「そうだよ、むしろこんな問題が解けない特進クラスの人間ほど無能だよ」


これで特進クラスならほかのクラスはもっとやばそうだな...


~放課後~


「それでは皆さん、明日もちゃんと登校するように。」

「それじゃあ。レン君またね!」

「うん。また明日ね」



「ただいま」

「お帰りなさいませ」

「サラは?」

「そのことなのですが...」

「え...サラが...死んだ...?」

「はい...王都の外にある森で遺体が発見されたとのことです...」

「レン様...」

「ごめん...一人にしてくれ...」


サラが死んだなんて嘘に決まってる...お節介で厳しくて、時間に遅れるとすぐ怒って...それでも優しくて...強くて...いつも怖いけど笑うと可愛くて...誰よりも僕を思ってくれて...

そんな...そん...な...クソッ...クソッ...クソッ...


報告 即時作成スキルが完成しました


「スキル発動」

「死者蘇生スキル作成」

報告 失敗しました

再度実行します

報告 失敗しました

再度実行します

報告 失敗しました

再度実行します

報告 失敗しました

再度実行します

報告 失敗しました

再度実行します

報告 失敗しました

再度実行します

報告 失敗しました

再度実行します

報告 失敗しました

失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました失敗しました........


「もういい...」

作成を停止します

「なんでだよ...なんで出来ないんだよ!」

「誰がサラを殺した...誰が...」



「スキル発動」

「物理攻撃無効作成」

報告 完了しました

「魔法攻撃無効作成」

報告 完了しました

「精神攻撃無効作成」

報告 完了しました

「拘束スキル作成」

報告 完了しました

「瞬間移動スキル作成」

報告 完了しました

「全魔法使用可能スキル作成」

報告 完了しました

「未来予知スキル作成」

報告 完了しました

「不可視スキル作成」

報告 完了しました

「真実把握スキル作成」

報告 完了しました

「作成内容変更」

「聖魔剣作成」

1~99のランクを設定してください

「99」

報告 完了しました

命名 聖魔剣エクスグラム

固有スキル 万物両断

存在するものは全て切り裂くことができる。



「サラ...待ってろ...絶対に生き返らせるから...」

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