技
むかし、むかしあるところに、おじいさんとおばあさん...ではなく一人の若い男がいました。男は困っている人がいては助けていました。みんなを助けていると次第に人気者になりました。しかし、その男には、龍殺し転生者としての裏の顔があったのです。
龍殺し転生者 別名《心無キ龍之命》と呼ばれていました。
《心無キ龍之命》のスキルは...
「《永劫乃輪廻》というスキルだったそうです」
「そのスキルの効果は?」とガイアがレイに質問をする。
「それが分かっていないのです」
《永劫乃輪廻》か、スキル名からしておそらく死んでも蘇るとかその辺だろう。
しかし、魔法がある世界だからか転生者は僕以外にもやっぱりいるんだな。
今もいるならできれば会って話してみたいがどこにいるのか分からないしな...
《全知全能》により《周辺感知》を取得しました。続きまして《全知全能》より《周辺感知》と《真実把握》取得につき、《万能眼》に進化しました。
2つのスキルが混ざって進化することもあるのか。それにスキルが1つになるのは楽になるな。
続きまして《万能視》を取得したことにより、《無限図書館》と《全知全能》と合成することができます。合成しますか?
合成するとどうなるんだ?
成功すると《全次元之祖》へと進化します。進化に失敗した場合、所持しているスキルが全て消滅し永遠に苦しみ生き続けることになります。
成功確率は?
現在の成功確率は、0.004%です。
成功率を上げるためには、人間の魂を必要とします。人間の魂1つで0.001%上昇します。
100%にするためには約10万の魂が必要です。実行しますか?
失敗したらスキルが全て消える...それに確率が低すぎるしリスクがでかすぎるから今はやめておこう。
「師匠?どうかしましたか?」
「いや、ちょっと考え事をな」
その後もハデスに色々教えてもらった。
「今日はもう日が暮れます。本日はここまでにしましょう」
「はぁ...はぁ...」
ハデスは初日からキツイ修業をしていたようだった。皆息切れするほど体力を消耗しているみたいだ。それから雨が降る日も風が強い日も雷が鳴る日も毎日毎日クラスのみんなは修業をしていた。それでも皆は必死に修業を続けたそれも、1か月後に行われる国主催の魔法剣技祭に出場するからである。国中の猛者たちが参加する大会に参加することで自分の今の実力を確かめられるだろう。
「魔剣技祭まであと1ヶ月です。君たちは十分強くなったでしょう。おそらく大会でも上位に入るでしょうがまだまだ実力不足です。今の君たちに足りないのは何でしょう」
「俺たちに足りないもの...」
「なんだろう...魔力量は十分にあると思うけど...」
「戦う術の知識がまだまだ足りないのです」
魔力量がふえて魔法の火力が上がってもそれを防がれてはどうしよもないからな、相手に攻撃を当てるためには認識外からの攻撃をしないといけない。どんなに強くてもどんなに高度な魔法を使えようと、基礎ができていないと崩れ落ちるだけだ。
「戦う術...」
「そう、例えばこんな感じに...」そう言うと地面の中に溶け込むように消え一瞬でガイアの背を取った。「油断していると...死にますよ?」
「戦う術を覚えないと相手が動いたときにその対処ができないとどうなりますか?魔法がある世界では常に死と隣り合わせなのです」
「じゃあどうすれば...」
「かつてニンジャと呼ばれる精鋭が使っていた技術を教えます」
ニンジャってあれだよな...日本にいた傭兵だよな...なんでハデスはそれを知ってるんだ...?2000年以上生きてたから知ってるものなのか?
「ニンジャ?何ですか?ニンジャって」
「スパイや暗殺を仕事にしていた人たちの事です。その技の一つの縮地という技を教えます」
「シュクチ?」
「一番初歩的な技です。それをマスターすることで戦いが有利になるでしょう。正面からの戦いも大切ですが気づかれる前にやるのも大切です」
縮地という技は、相手との呼吸を合わせて動き相手が油断した瞬間に呼吸をずらし相手の懐に一瞬で入るという呼吸技法だ。呼吸を合わせるのもそうだが、一瞬で懐に入る瞬発力が必要になってくる。少しでも遅れると相手に防がれてしまうのが欠点だが、使えるようになると有利になる。
その後、多少苦戦するも1週間かけて皆出来るようになった。
魔剣技祭まであと2週間




