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スキル決まりました

ご都合主義爆発です

(目当てのスキルは見つけたがなんでこんなにポイントが低いんだ?)


(精神操作系のスキルを使う奴が少ないからか?)


(これは確認をしてみる必要があるな。)


「なあ、ちょっと聞きたいんだが。」


「なによ?」


「精神異常耐性の獲得ポイントが、状態異常耐性より10ポイントも低いのは何でなんだ?」


「それは精神操作系のスキルを持っている人が、ほとんどいないからよ。魔物でも一部の魔物しか使わないしね。」


「なら魅了を取っても問題ないんじゃ?」


「逆よ、人がほとんど持ってないからこそ、持ってたら目立つのよ。あっちでも、それ系統のスキルを持っている人は、秘密にしてる場合がほとんどね。

 目立っても構わないならどうぞご自由に。

 奴隷術も同じ、持っている人は奴隷商館に勤めてる人ぐらいよ。」


「悪目立ちするってわけか。」


「そういうこと。あなたがあっちでどういう風に過ごしたいのかは知らないけれど、下手なスキルを持ってたらあっという間に注目の的になるわよ?」


「となると、創造や六代魔法、時空間魔法なんかもやばいのか?」


「その辺りは意外と持っているのよ。ただレベルがあがりにくいの。だから創造や六代魔法のスキル持ちは器用貧乏と言われているわね。」


「(あっ、やっぱりレベルってあるんだ。)一つに特化したスキルのほうが伸びは早いってことか。」


「まあ、あんたの場合は獲得経験値2倍を取るみたいだから、それには当てはまらないかもしれないけど、普通は特化してるほうが早いわね。

 創造と六代魔法はいわゆる大器晩成型なのよ。」


「創造のスキル上げって満遍なく経験しなきゃいけないのか?」


「いいえ、さっき武神が言っていたでしょ、土台から枝分かれしてるって。

 だから枝先の鍛冶だけを集中的にやっても土台である創造のレベルは上がっていくわよ。時間はかかるけど。

 ただ、錬金術なんかは経験が物を言うから創造のレベルだけ上がっても上手くならないってだけのことよ。」


「なるほどな。そういや、なんで六代魔法のポイントが各属性魔法のポイントを足したのより少ないんだ?

 普通なら30ポイントはいるはずなんじゃ?創造もそうだけど。」


「ああ、それは今回が大盤振る舞いだからよ。普通なら各属性が10ポイントで、六代魔法は50ポイントなの。

 でもあっちでも取ろうと思ったら取れるスキルだから、あなたに対しては更に割引してもいいかって話になったのよ。

 創造も同じ理由ね。あと、異世界知識と異世界ネットが同じなのは、魔神からの破格のサービスよ。」


「そうだったんだ。まあ、俺としてはありがたいけどね。話を戻すけど精神操作系のスキルを使う魔物ってどんなのがいるんだ?イメージとしては悪霊が思い浮かぶんだが。」


「それで合ってるわよ。ゴーストやホラー、リッチなんかの悪霊系が使ってくるわね。精神操作されるのを防ぐためのタリスマンなんかがあるから、退治に行くときはそれを買っているみたいね。」


「う~ん。それを聞くと無理にとる必要もないような気がしてきたな。」


「でもあなたの場合はあっても損はないかもね。なんとなくだけど。」


「なんとなくかよ。」


「そりゃそうよ。私は未来視が出来るわけじゃないんだから。ってわけでさっさと決めちゃいなさいよ。」


「そうだな。念のためって考えれば取っておいてもいいか。」


俺は決定枠に移動したスキルを眺めた。


知識5ポイント、言語5ポイント、鑑定5ポイント、時空間魔法15ポイント、獲得経験値2倍10ポイント、創造15ポイント、六代魔法20ポイント、剣術5ポイント、異世界ネット15ポイント、精神異常耐性5ポイント


戦闘系スキルは少ないが、スローライフを送るには十分過ぎるスキル数がそこにはあった。


「さて、スキルも決まったようじゃしそろそろあちらに送るとしようかのう。」


「もうかよ。もう少し話したかったぜ。」


「さっさと送っちゃいましょう。あちらも待ちわびてるわよ?」


「そうかもしれんな。では準備はよいかの?・・・え~っと名前なんじゃったかの?」


「魔神、知らないのかよ?って俺も知らねえな。愛神は知ってるか?」


「わ、私も知らないわよ??」


「う~む、すまぬな。誰もお主の名前を知らんようなんじゃが今更ながらじゃが教えてもらってもよいかの?」


(せっかく異世界に行くんだから今までの名前より新しい名前を付けた方がいいかな?いやしかし、今までの名前にも思い出はあるしなぁ~。どうしようか。)


異世界転移の前に名前を決めることになるとは予想だにしてない俺だった。

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