第1話 日本一過酷な入学式!?
これは北海道のとある男子中学(私立光ヶ丘中学)に通う1人の生徒(関川 時)の話。それは、短いようで長い3年間になるかもしれない。
20XX年4月 入学式 それは忘れられない一生の思い出になったのでした。
時→「これが新しく通う学校か、なんか、思ってたのと違うな〜」
???→「あの〜…」
時→「ん?どした?」
???→「君どこかで見た事あったんだけど…確か…あ!去年大阪で手から火を出して一時期有名になった関川さんだよね!?」
時→「《まさか、北海道まで人気が出るとはニュースの力って怖いものだなぁ》あぁ、そうさ、俺は有名になった。それで?」
???→「おいら、谷口めき!よろしくな!おいら、なんで君が手から火を出したのか気になって、教えて欲しいんだ!」
時→「仕方がないな少し昔話をしてやろう」
これは、20XX-1年 大阪梅田 阪急梅田駅前広場で起こったとあるハプニングニュース。
一般人→「あぁ、参ったなぁ…ライターが無いとタバコが吸えないよぉ…」
時→「なぁ、おっさん、ライター無くて困ってるのか?なら、《燃えよ我が火の力》“ブォ〝ほら使えよ?」
一般人→「ひ、ひ、ひぇぇぇ!左手から火がぁ!どうか神様お許しを〜!」
民衆→「す、すげぇぇぇ!すげーやつがいるぞ!」
警察→「何、何事だ?!」
時→「なぜびっくりする?手から火が出る事がおかしいか?」
テレビ→「中継、中継、こちら、阪急梅田駅前!1人の子供と見られる男の子が手から火が出て大騒動となっています」
めき→「あの子すげぇぇぇ、おいらもあんな感じになりたいなぁぁ!」
時→「ていう事で良いか?」
めき→「まさにそのままテレビで見たままだった、すげー!」
時→「お前は何か出来ないのか?例えばだな、身体から電気を出したり」
めき→「おいら、そんな事出来ない、だから出来るようになりたい!」
???→「良い人みっけ!」
時・めき→「はわわわ!」
???→「びっくりした?すまんな 俺は魔法部3年
山崎レノだ!よかったら君達、魔法部に入部しないかい?」
時→「魔法部?」
レノ→「君は特殊な素質を感じるんだ、あの梅田の手から火事件を機会にね。もしかすると君は有望な火の魔法使いになれるかもしれない。だから!君には是非入部してもらいたいんだ」
めき→「あの…おいらは?」
レノ→「もちろん君も歓迎だ。魔法が使え無くたって練習すれば必ず使えるようになる。俺がその中の人の1人だ!だから心配する事はない」
めき→「や、やったー!魔法が使えるようになる!時みたいになれる!そんな場所この学校にあったんだ…冗談だと思ってた。魔法なんて普通の人じゃ使えないって思ってた。だけど違う、ここで3年間練習すれば必ず使えるようになる!おいら、最高っす!入部します!」
時→「お、俺は別に。《まぁ逃げようが無いから仕方ないか》俺も追加でお願いします」
レノ→「はいよ!2名追加っと、」
時→「ちなみに部員数を教えてくれないですか?」
レノ→「そうだったな、今年は3年が俺含め3人2年が2人の1年が他に3人入ってる予定だ」
時→「なかなか大人数になりそうだな」
めき→「まぁ良いと思うけどな、1人よりも2人っていうし!」
レノ→「それじゃあ連絡事項をしておこう君達の正式な活動日は5月からだ4月の間は仮入部と言う形で活動してもらうが、基本的に正式なメンバーだと思って活動してくれ、明日授業が終わり次第部室に来てくれ。基本的に野外活動中心だが明日は懇親会と言う形をとるだから部室に来てほしいんだ」
時・めき→「分かりました」
帰り
めき→「いやぁぁまさか、本当に魔法が使えるなんて 思ってもいなかったよ」
時→「まぁこれから短いようで長い3年が待ってるわけだ、上手く過ごしていこうぜ」
めき→「そうか?おいらからしたら短く感じるけどな」
時→「お前ってやつは」
これから魔法部の活動が始まるのです。
手から炎を出し、その能力に注目をつけたレノ。
そしてレノから魔法部へ勧誘されてしまうのであった。魔法部とは何をするのか、次回もお楽しみに