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ある会話  作者: 志賀飛介
2/8

ちょっとね

「調子はどう?」


「…………分からない」


「あんまり良くないかな?」


「うん……」


「焦らなくていいんだぜ?……って言ってもダメか。いつか分かることでも、今が辛いんだもんな」


「…………」


「まあなんだ、死んでなければ大丈夫ってことさ」


「うん」


「ところで創作活動はどう?最近元気ないみたいだけど」


「ちょっとね……」


「先週頑張ってたから疲れたんじゃないか?」


「別に……頑張ってはないけど」


「いや、君は十分やってたよ。何も書かない日があってもいいし、しばらくしたらまた書きたくなるさ」


「……うん、そうだね」


「僕は好きだよ、君の書く文章。君の世界観も。この世のどこにもない、君だけの世界が」


「ちょ……恥ずかしいこと言うなよ」


「何だよ、照れてるのか?僕と君の中じゃないか」


「そうだけど……」


「それに、君が一人で抱え込むから僕が褒めてあげるしかないんじゃないか。君を励ます僕の身にもなってくれ」


「ごめん」


「いやいや、いいんだよ。それが僕のつとめでもあるんだから」


「ありがとう」


「はいはい、また何か書けたら見せてくれよ」


「分かった」

いつものやつです。

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