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ある会話  作者: 志賀飛介
1/8

アイス食べたい

「眠い?」


「うん」


「眠る?」


「ううん」


「そっか……」


「…………」


「ねぇ、いつまでこうしてるつもり?」


「分かんない」


「誰かが助けに来てくれるまで?それとも命が終わるまで?」


「分かんない……」


「そっか……」


「ごめんね。その……こんな僕で」


「なんで謝るのさ、謝らなくたっていいよ」


「でも……」


「いや、僕の方こそ悪かった。僕は僕なのに変なこと聞いちゃって」


「…………」


「さ、この話は終わり!今度買い物に行ったらさ、アイスでも買おうよ。僕、モナカアイスがいいな」


「僕もそれ……食べたいと思ってた」


「でしょでしょ?まだ暑いもんね」


「うん……」


「どうかしたの?」


「あのね?さっき……眠いって言ったの、あれ、ほんとは嘘なの……」


「うん、分かってたよ。ほんとはあんまり眠くないんだよね?」


「うん……」


「分かってるよ、だからそんな顔しないで」


「うん…………」


「僕は僕、君は君だけど僕。君の嘘も、君がうまく言葉にできないことも、僕には分かる。僕は分かってるから」


「うん……ありがとう」


「アイス、やっぱり今日買いに行こうか?」


「ううん、また今度でいいよ。それより音楽聴きたいな」


「いいね、優しい曲にしょうか?」


「僕も……そう思ってた」


「ふふふ、僕は僕だもんね」


「うん、君は君だからね」

ありがとうございます。


久しぶりの投稿です。

訳あってしばらく投稿しないかも知れません。一応この作品は連載にするので、これに限っては投稿するかも。



では。

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