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二重人格剣豪《短編》

作者: 夜霧 裕

僕の名前は那覇(なは) 総一(そういち)

剣豪としてはまだ未熟だが、伝承に残る剣豪を目指して日々修行をしている

今日も修行に励んでいたが、弱そうな男が近寄ってきたので勝負を挑んだ


~5分後~


「刀持ってるから侍かと思いきや、全く刀を扱えない奴だったとは拍子抜けだな」

勝てると思った奴に手も足も出ずコテンパンにされ、このザマだ

僕がもっと強ければ、こんな奴すぐ倒せるのに・・・


「力が欲しいか?」

何処かから声が聞こえた

僕はその声に対して

「誰だお前は?」と質問をした

するとその声は

「君の中に眠っている第二の人格さ、俺なら奴を倒せるから任せな」


〜10分後〜


「え? 僕を打ち負かした奴が気絶してる?」

と困惑していると先程、目覚めた第2の人格が

「すまない俺は苦手でな、気絶させちまった ひとまず逃げるぞ」

と言ってきたので

物陰に隠れて、僕が勝負を挑んだ奴の仲間が来ないかを確認していたが誰も来なかったので、その場を後にし、1時間くらい歩き、宿に到着したので、宿に泊まることにした


───────────────


宿のベッドで

僕の刀の名前は必勝(ひっしょう)という刀で強い者が扱えば、一太刀で相手を倒す刀だが、僕は剣豪としての実力が未熟な為、使いこなせていないというのが現状の打開策を考えていた

するとさっき僕が力を借りた、第2の人格が話しかけてきた

「俺はお前の力になりたいが、その前に俺の名を名乗っていなかったな、俺の名は勇士(ゆうし)

第2の人格は名前を名乗り、力になりたいと言ってきたので僕は承諾した

記憶の共有は出来ないことや人格が変わっている間はかなり乱暴な性格になることを勇士に言われたのでそのことを頭に入れて、眠りについた


───────────────


次の日、僕は宿を後にし、いつも修行をしている場所で修行を始めようとしたその時、昨日気絶させた男が再度勝負を挑んできた

ところが再度勝負を挑んできた男は

「昨日はよくもやってくれたな、今日はおいら1人じゃねぇ、やっちまえ、野郎共!」

と言い、茂みから30人くらいの男達が出てきた

僕は卑怯な奴と思いながらも勝負することにした

いきなり勇士が

「ここは俺に変われ」

と言ってきたので任せることにした


〜30分後~


僕は辺りを見渡し、その場に31人くらいの男達が気絶していたことに気がついたが

勇士は

「こいつら、弱すぎる 俺のウォーミングアップにもならなかった」

と言っているので

僕は勇士の強さには追いつけそうもないことを痛感した

その場を後にし、体を休める為に1時間半程歩き、宿に到着したので、宿に泊まることにした


───────────────


僕は修行を続け、まともに刀を使いこなせるなようになった

しかし勇士の方が完璧に使いこなすことが出来るという点は覆らなかったのは悔しいが受け入れた


僕の住む街は平和なはずだった

突然、巨大な龍が現れ、村を滅ぼそうとした時、僕は一人で立ち向かった

しかし、龍にあしらわれ、壁に激突してしまった

勇士は「俺に任せろ! この龍を倒して英雄になろうぜ!」

と言うので勇士に任せることにした


~5分後~


勇士は「終わったぜ、お前は英雄になったんだ」と言い、意識は僕に交代した

街の住民は僕に対して

「貴方様はこの街を救った英雄です どうか、名前をお聞かせください」

と言っている

僕は

「僕の名前は那覇 総一です」

と名前を名乗った

その後、しばらく街は平和を保っている


しばらくしてから僕の銅像が作られ、僕の伝承に残る剣豪になるという目標を達成された


終わり

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