ぼくの小説がおかしい
不快な小説なので、読まない方がいいと思います。
僕の描く小説はホラー作品が多く、ざっくりといえばなかなかハッピーエンドとはいかない。
ホラーというのはそもそも、人の精神にダメージを与えるものであり、普通は毛嫌いするものだ。だが、なぜ自分はホラーを書くのか。たぶんこの世の中に対して絶望しているからではないのか、と考えてみる。
うーん、絶望してるからというのは違うかな?よくわからないよ。
まぁそれはどうでもいいか。とにかくだ、一番嫌だと感じている部分を書こう。
僕達は生まれた時から貸しがあるのだ、それは親に対してだ。生まれたばかりの頃は誰かが面倒を見てくれなければすぐに死んでしまう。だから今、僕達が生きていられるのは、誰かが手をかけてくれたおかげなのだ。そこまでは理解できる。だが、面倒を見てもらったから感謝しろというのは理解できない。なぜなら、僕はこの世に生まれて来ることを望んで生まれてきた訳ではない。仮に僕が自分の意思で生まれて来ることを望んでいたならば、手をかけてくれた人や親に感謝しよう。だが、僕は勝手にこの世に誕生させられたのだ。
人間という理性ではなく知能で考える生き物に生まれたことも、かなり厄介だ。かつての僕は他の動物よりも頭がいいことは良いことだと思っていたが、考えてしまう分不幸だ。考えても結論などでないことだが、自分の生きている意味を見出すことが出来なければ、満足することができない。普通に食べて寝ているだけで満足を得られる他の生き物とは一線をがいす。
「食べて生きていければそれでいいのかよ!このままだと君はダメになっちゃう!」
昔、なにかのアニメか何かで聞いたセリフだ。聞いた当初はうなずいていたが、今は違う。
いいかい?人間以外の動物というのは食べて生きていれば、それで満足なのさ。なぜ人間はそれ以外のものを求めなければならない?人間という知能をもつ高等な生物に生まれたから?冗談じゃないよ。満足を感じられるラインを高くしているではないか。わかる?少ないコストで満足を感じられたら、より多く幸せを感じられるのさ。今回の場合でいえば「食べて生きていく」である。ここに余計なもんを付け足す、例えば友達が欲しい、彼女が欲しい、結婚したい。車が欲しい、家が欲しい。ラインを高くすれば、幸せを感じられるまでに多くの時間と労力を要する。だから多くのものを求めろと他人がぎゃあぎゃあ言うのは、はっきり言ってうざい。
次に命の価値の低さについて話したい。命の大切さなんて幼い頃は学んだが、あんなのは嘘だ。例えば過労死、あれは命よりも仕事が大事だから。名誉殺人(あくまで一例:カースト制度で違う身分の男女が結婚するのを家族が嫌がり、名誉のために結婚前に殺してしまうこと)でいえば命よりも名誉が大事である。戦争においては、命よりも国が大事である。考えて見れば命よりも重要視されているものはこの世にたくさんある。
さらに言えば・・・
「いい加減にしろよ」
「何おまえ?」
「この小説おかしいだろ、ストーリー性もないし、なにか始まるのかと思ったら、すぐ関係ない話になるし、起承転結がはっきりしていない!こんなんでちゃんとオチ作れるのかよ」
「オチとかないよ、だってこれ僕の言いたいこと書いてるだけだから」
「はぁ?ふざけるな」
「ふざけてるよ。だって僕の小説はおかしいって。ちゃんとタイトルに書いてるはずですが?おバカさんかな?僕の小説はおかしいって書いてあるのに、それをおかしいと批判するなんて笑止千万」
「おまえさ、せっかくここまで読んでくれた人のことを愚弄するのか?せっかく時間を削ってもらって読んでもらってるのに」
「ダイジョブダイジョブ、こんなペーペーの小説読んでる人いないって。僕もこの小説が酷いことは自負している。だからもし読んでるって人がいれば、文章評価、ストーリー評価を共に最低レベルの1にして評価してくれ、それで読んだことわかるから。0ptならば、誰にも見られていない証拠だから」
「0ptだから誰にも見られていないとは違うぞ、影ながら応援してくれる人がいるかもしれない。そういう人たちにおまえは失礼なんだよ」
「・・・失礼?いやいやいや、この小説に関しては他の人の評価を気にする必要はない。」
「どうしてだ?」
「なぜなら、この小説は自分のために書いているからだ。普通の小説は相手になにかを伝えるために書くから、丁寧に慎重に書く必要があるが、この小説は自分用であるからして、その必要性がまったくない」
「自分用ならば日記でも書いとけ!これは小説とはいわん」
「だったらこれは自称小説だ、それでいいだろ?うん、いいに決まっている。なぜならこれは最強の自己満小説」
「・・・もう好きにしろ」
「・・・はいはいはいそうですか。じゃあもう終わるよ。書くこと書いたし。最後に未来の自分に向けて一言、もう死んでるか~^^」