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時間を潰す

 午前中、今まで時間が無くて出来なかったゲームをしたり、動画を見たり、ペットのハムスターやうずらと遊んで過ごした。

 機嫌が治った夫がくれたお菓子を少し食べて、スマホのアプリを参考にヨガをした。

 思っていた以上に、腹部に負担があったようで、激しい痛みに襲われ、慌てて痛み止を飲んだ。このまま潰れてなくなれば良いのにと思った。

 考えてみれば、痛み止で痛みを薬で押さえているだけで、何一つ治療はされていないことに気がついた。

 いつまでこんな風に、突然の痛みにびくびくしながら生活しなければいけないのだろう。ガンではないだろうと聞かされたけど、もしかしたら一生付き合わなければいけない病気かもしれない。急に不安になって、声を出して泣いた。

 職場に、手術の可能性があり、復職届を保留してもらいたい連絡したら、遠回しに注意された。

 せっかくこれまで、見知らぬ土地で必死に築いてきた人間関係が、全部崩れてしまうようでまた泣いた。

 元はポジティブな性格のはずなのに、悲観的なことしか考えられない。

 泣き疲れて眠った。

 夕飯を作っても、夫はまだ帰ってこない。

 不本意ながら、少しのことでくよくよしない本なるものを読んでいる。これも、夫がくれた。

「なぜ自分の悪い面をA面にするのか?楽しい面、優れた面こそA面ではないのか?」というCDに例えた一文に少しハッとして、我ながら単純だと思った。

 お腹が空いた。先に食べてしまおう。


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