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初めてのPT戦 レモン芋茄子ジュース視点

()はちょっとした説明です。内容にしてないとこが多いだけさ(遠い目)

今日もリベリクト・オンラインをログインする。

ログインすると近くでお米が何かやっている。


「何してんの?」

「ん?やっと来たか」


なんかお米がウザかったので蹴りを入れる。


「なにしやがる!」

「ウザイから」


妙に落ち込むお米。あれ?メンタル傷ついた?プギャァ。


「そ、そんなにはっきり言わなくても」

「で、なにしてんの?」

「よくぞ聞いてくれた!実は強そうなNPCの冒険者に要らないからと銅を恵んで頂いたのだ!」

「へえ、どうやって?」

「片っ端にNPCに話しかけてた」

「うわっ。タカリだ」

「タカリではない!恵んで頂いたのだ!」

「ま、いいやちょっと町を見て回ってくる」

「いってら~」


そうこう言ってる間に誰かが来る。


「今日こそはケモミミとエルフでハーレムを作るのだ!」


また奴が来た。あの人族(変態)が。

気づかれないうちに逃げよう。あ!ヤバ、気づかれた。


「おお、貴女はいつぞやのエルフ様ではないですか!俺の前に姿を現してくれるとは。やっと、俺の仲間に成ってくれるのですね!」


き、気持ち悪い、前に会った時より気持ち悪い!


「嫌だ!」


キッパリ言ってやったけどまだ諦めて無い様子。


「いや、俺と、ウォアと一緒に来るんだ!」


物凄くキモイ。


そうだ!コールがあった!メニュー項目、えっと。あった!あとはこのボタンを押すだけ。

「させんぞ!俺はこの子と一緒に旅立つのだぁ!」


痛!タックルされた。それでコールが押せていない。


ヒュウ、この風は誰かが来た!

ついでにこの変態から、助けてもらおう。取り合えず近ずこう。

魔法陣から出てきたのは元気な女の子と気だるげな男の人。

女の子は石の剣を持っているから、剣士ソードマンかな?

男の人は上質そうな鉄の短剣を持ってるし、紺色のコート、見た目的にこっちは盗賊シーフ


「初VRMMOの世界へGO!」

「俺は初めてじゃないけどな」

「たす、うわ!」

「エルフたーん!」


いやだ!コイツ!気持ち悪い!


「お、お兄ちゃん。どうする?」

「メンドクセェ。でもやるしかないか」


ため息が聞こえる。でもなんか助けてくれそう。

「おい!そこの気持ち悪い剣士!」


強そうな男の人が変態の腕を掴む。


「何だよいきなり!」

「そこの嬢さん!今のうちにコールかけな!」

「え、あ、はい!」


メニュー画面からコールボタンを押す。

すると誰をコールしますか?という表示が出た。なにこれ?

取りあえず変態にカーソルを合わせてと。


空から変態の近くに魔法陣が浮かび上がる。え!どゆこと!

魔法陣から、鎧を着ている女性が出てきた。ヘルムはいらないのかな?


「貴様だな?」


鎧さん(仮)が変態に聞く。もう、展開が読めない。


「な、何だよ!」

「へえ。今日は騎士さんかぁ」


シーフみたいな人は何か知ってるみたい


「私は騎士、アルドール!コールが掛かった故、ここに参ったしだいだ!」


「なんか、暑苦しい人だね。お兄ちゃん」

「言ってやるな」


「では、男よ、覚悟はできてるな?」


アルドールさん?がそう言った途端に、変態の足元に魔法陣が浮かび上がって、変態を転送させた。

ついでに、サカナも来た。


「やあやあ、レモン芋茄子ジュース君。ぼうっとしてどうしたの?」

「いや、気にしなくて良いことが起こっただけだから...」



そんなこんなでPTが集まった30分後。冒険者ギルドの中、依頼掲示板前


「今日は何するかねぇ」

「年寄りか!」

「難易度上げよっか」

「そやね」

「ドックとキャット辺りかな?」

「ねぇ、キャベツ。その仮面、僕が言ったやつ?」

「そうだよ」

「じゃあ、目は開くの?」

「うん、開くよ。リーナって人いたでしょ、その人の妹さんのレイシャさんに改造してもらった」

「そんな人いたんだぁ」


え?キャベツの仮面に目なんて在ったの!


「ウルフ狩りとか良いんじゃない?」

「いいな!それでマント作ろうぜ」

「マントか、ロマンに溢れるな~」

「今日はウルフ狩りだね」

「スケール高いと思うけどなぁ。ドックとキャット素通りだもん」

「いいじゃん、ドックは爪と牙ぐらい取れないし、キャットは爪と目。それに比べてウルフは爪に牙、肉に皮と骨だよ」

「質と量で選ぶなら、今は量だね。ウルフのほうが質も良いけどね」


と言うことで、ウルフの依頼札を持ってカウンターに行く。

そして無事に依頼を受けれたのでウルフのいる草原にやって来た。


「と、言うわけで今度の舞台はドルイド近くの草原だ!そしてターゲットとなる獲物はウルフ!ドックとキャットは素通りしてウルフとなっている!今回は別々に獲物を探して戦うのではなく、パーティーとしてウルフに挑む予定だ!」


相変わらず視聴者に向けてのコメントが悲しすぎる。強面は似合わないな。


「いいから行くぞお米!」


そして今度はサカナが草原の奥に連れてく。何なのだ..。


その後ちょっと進むとウルフを簡単に見つけた。群れだけど。


「そういえば、どうやって倒すの?」


私の言葉にお米はじゃあ、作戦でも立てるか、と言ったので作戦を立てることにした。


「たしか、氷魔法の最初の魔法はアイスだっけか」

「MP3消費な」

「触れなくても氷らせる?」

「俺を中心に半径5m範囲だけど、触れてないと全然効果ない」

「じゃあ、僕が引きつけるよ」

「できんのか?お前ファイター取ってないだろ」

「ふっふっふ、それがねぇ、LV上がったら斧使いと槍使いが合体して斧槍使いに変化したのだ!!それで余ったサブにシールダー入れたの」


驚いた。職業合体はもう大半がやっちゃたからもうないと思ってた。(職業合体とは2つ以上の適性職業を合わせ、新たな職業を作り出すこと また、職業合体は初めに見つけたプレイヤー以外がその職業に成るためには、見つけてから実装される特集クエストをクリアすることになる)


「それじゃ、サカナが引きつけてる間にキャベツが氷らせる。氷らせたらみんなでフルボッコ。異論は、ないな。行くぞぉ!」

「「「「おおー!」」」」

「いたよ、そこ」


指差しながら言う。


「なに!狩る...。よし、一匹狼を探すぞぉー!」

それじゃ、狼探しだね。


「一匹狼を探すんだからな」

「わかってるって」


見つけたら私の術で倒してやる。みんな驚くはず。


「早速いたよ!あの木の側、呑気に昼寝してる」

「でかした!キャベツ。それじゃサカナ、行ってこい」

「アイアイサー!」


それじゃ進もうかな。バレなきゃいいんだから、慎重にっと。


「名前がダサいアーツ、フィッシュアタック!」


おお!ハルバードが大きい魚みたい!でも、名前がダサい...。(フィッシュアタックは水属性のダメージを与えるアーツ)


「名前はダサいけど、確かに強そうだ!俺たちいるかな!」

「運営は何を考えてこんな名前をつけたんだろ?」

「世の中には、知らないほうが良いこともあるさ」

「キャベツがキャベツじゃないキャラに変貌してりゅ!」

「かんだね、風花」


ダメージバーはどのくらい減ったかな?...む?


「三割ちょい減ったよ!」

「威力すご!」

「このまま削りきるぞぉー!」

「おおー!」


サカナしか返事してない。お米プギャァー!


「グルルル、ガァ!」

「サカナ、抑えて!」

「ラジャー!ディフェンスアップ!」


ディフェンスアップは一時的にVITを上げる魔法。(魔法使いじゃなくても職業でLVアップで魔法を覚えることもあります)


「食らえ!アイス!」


キャベツの攻撃でウルフの足が凍りつく。あら便利。次は私の番かな。


「行け!スレイブ・ザ・デッド・スケルトン!」


私の前に棍棒と木の盾を持ったスケルトンが三体現れる。三体はサカナがくい止めてるウルフに向かって歩いていく。そして棍棒を振り下ろす!どうなったかは見たくない。(スレイブ・ザ・デッド・スケルトンはスケルトンと呼ばれる魔物を召喚する魔法。死霊術は過激な言葉や魔法、使役するアンデッドがとにかくリアルで怖いしグロ苦手ようの描写軽減が仕事をせず、他と比べて長い魔法名が多い事と、錬金術で中堅くらいで使えるようになるゴレーム・クリエイトというゴレームを作るスキルの方が使い易いため、プレイヤーにはあまり人気がない)


「おう、怖いねぇ!ダークボール!手に纏わせてか~ら~の~、パンチ!」

「キャン!」


おお、結構飛んでった。キャベツの攻撃が意味を為さない!(ダークボールは黒い闇属性をの球を射出する魔法)


「最後は私が!エンジェルアタック!これもダサい!」


種族系で追加されるアーツは全部ダサいのかな?(エンジェルアタックは光属性のダメージを与えるアーツ)


「きゃん...」


___

EXP6ゲット

___


「やったね!」

「イェーイ!」

「この程度なら余裕で倒せるんじゃない、もうちょっと殺ろうぜ!」

「ん?今なにかおかしかった気がする」

「もっと狩るで賛成の人!」

「はい」「はーい」「挙手」「あい」

「それじゃ行くぞぉ!」

「うおー!」

うおー!」



うおー!って言う声が聞こえた気がする。気のせいかな?そして何故か二人と三人とで別れてウルフ狩りをするらしい。サカナと風花のチームと、私とキャベツに、茶碗が家の人。


「それじゃ後でね。早く逝くよ茶碗が家の人」

「はいはい行きますよ」

「じゃあはやく逝こうか」

「茶番はいいから早く行くよ」

「「はいキャベツ大佐!」」

「いいか、返事はサーイエッサーだ!」

「「サーイエッサー!」」

「なんだろ、これ」

「茶番だよキャベツ?」

「いや、そういうの良いから。とっとと行こうか、ウルフ二匹だけど狩りの時間だよ」


いつの間にか見つけてたらしい。やっぱキャベツは使える。


「行け、スレイブ・ザ・デッド・スケルトン!」


さっきと同じ三体の骸骨達がウルフに向かってく。


「なにしてんの!?」

「今のうちに奇襲を仕掛ければいいと思って」

「ああなるほど」

「上手くいくかな?ダークボール!」

「食らえダークダガー!」

「切り裂け、ウィンドカッター!」

「キャン!?」

「ガルゥ!?」


当たった当たった。どれくらい減ったかな?(ダークダガーは闇属性の短剣を相手に飛ばす魔法)(ウィンドカッターは風属性のダメージで相手を切り裂く魔法)


「一体残り三割弱!」

「トドメだ!アイス!」

「キャン…」


EXP6ゲッチュ!


「ガウッ!」

「痛っ!」

「待ってろ、ヒール!」


おう。ダメージが回復してく。やるじゃんお米。(ヒールはHPを少量回復する魔法)


「ダークダガー!」

「切り裂け!ウィンドカッター!」

「叩きのめせスケルトン!」


スケルトンがカタカタ、カシャカシャ骨を鳴らして叩く。もはやリンチ。


「キャン…」


EXP6ゲッチュ!


「もっと狩るか」「おk」「了解」





みんなで狩りすぎない程度でウルフ狩りを楽しんだ。

ウルフは野菜炒めになりました。

お粗末様。

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