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モントラ  作者: ゆう
1章
20/49

VSライバル⑥


大地は、バーチャル映像の手札を、えぐるように触れると、召喚を発動させる。


「俺は竜人バッカノを場に出す。このモンスターは、相手がこちらより2体以上多くモンスターをだしている時、場に超能力召喚することができる」


大地の場に、人間型のドラゴン族モンスターが、超能力召喚された。


「さらに俺は、ドラゴン戦士キバを召喚!」


大きな2本の牙をもつ、ドラゴン族モンスターが大地の場に召喚された。

大地の場に2体のドラゴン族モンスター。


カード情報。

竜人バッカノ レベル6 種族ドラゴン族 属性 風 超能力????

ドラゴン戦士 キバ レベル7 種族ドラゴン族 属性 火 超能力????


「俺は竜人バッカノでレッドスライムを攻撃・・・・竜拳!」


レッドスライムは、竜人バッカノの正拳突きで破壊される。


「さらにドラゴン戦士キバで、ダメージスライムを攻撃!噛み砕けェ!」


ダメージスライムは2本の大きな牙で噛み砕かれ、破壊される。


「レッドスライムとダメージスライムを破壊したゼ!」

「ああっ!師匠のモンスターが2体も・・!」

「落ちつきなさいよ、あんた・・・空の場にはまだ2体のモンスターがいるのよ。まだまだコレからじゃない・・・」

「そ・・そうですけど・・・・・でも」


(何か嫌な予感する・・・)

「俺のターンは終わりだ」


大地はターン終了を宣言する。


4ターン目

空 ライフ15 手札3

大地 ライフ15 手札3

空のターン。


「オレのターンドロー」


空は手を広げ、バーチャル映像の手札に触れた。


「オレは、墓守りをするスライム クンシュを召喚」


白い法衣を着たスライム族モンスターが召喚される。


カード情報

墓守りをするスライム クンシュ レベル3 種族スライム族 属性土 超能力????


「そして場の3体のスライム族モンスターを合体!」


空の場の、フュージョンスライム、ブルースライム、墓守りをするスライム クンシュがくっつき合体していく。


「スーパースライムを合体召喚!」


カード情報

スーパースライム レベル10 種族スライム族 属性風 

超能力 このモンスターは1ターンの間レベルを、元のレベルの倍にすることができる。

この超能力を使用後、ターン終了時にこのモンスターは破壊され、墓地に送られる。


「でた!師匠の超強力モンスター」


空は、スーパースライムに攻撃宣言をする。


「俺はスーパースライムで、竜戦士キバを攻撃!スーパースライングアタック!」


スーパースライムはマントを羽ばたかせ、空に飛び上がり、一気に滑空。

竜戦士キバに突っ込んだ。


「竜戦士キバを破壊!」


レベル7の竜戦士キバは、レベル10のスーパースライムによって破壊される。


「オレのターンは終わりだ」


空はターン終了を宣言した。


「いいですよ・・・師匠・・いまのところ師匠が押しまくりですよ」


よろこぶ真琴に、マリアは苦言をていした。


「まったく・・キミは・・・これくらいでいちいち騒がないでくれないか。この程度の状況など、モンスタートランプにおいて、かんたんに覆されることは、キミだって知っていることだろう・・・」

「そ・・そうですけど・・・・・」


マリアはニッと笑い。


「だが私は、空が絶対勝つと信じているがな」

「ま・・マリアさん・・・い・・・いいですか?日本会長がどちらかに肩入れして・・・」

「いいさ、いまここにいる私は、日本モンスタートランプ協会会長ではなく・・・空の・・あの人の・・・1番の友人としているからな」


その言葉にみかんが喰ってかかる。


「ちょと!あたしのほうが絶対勝つと信じているし・・・空の一番友人はあたしよ!」

「いや、それは絶対にないな。私のほうが空を信じているし、一番の友人は私だ」

「あたしよ!」

「私だ!」

「あたしあたし!」

「私だ、命をかけて」

「まったく・・・もう2人は・・・・はぁ」


真琴は、2人の友人への想いを競う姿を見て、あきれるが、心のどこかで自分も参加したい気持ちもあった。

だからこっそり呟いてみた。


「もしかたら・・・・ボクが一番・・」


ギロッ。


「い・・いえ・・・」


2人の息ぴったりの視線にたじろぎ、真琴はそれ以上、まったく言葉はでなかった。


5ターン目

空 ライフ15 手札3

大地 ライフ15 手札3

大地のターン


「俺のターン、ドロー! 」 


大地は引いたカードを見る。

その引いたカードはアンデッドオブドラゴン。


「そろそろ・・・仕掛けるかな・・」


大地は小声でそう呟くと、召喚を発動させた。


「俺はアンデッドオブドラゴンを召喚」


大地の場に、腐ったゾンビ系のドラゴン族モンスターが召喚される。


アンデッドオブドラゴン レベル5 種族 ドラゴン族 属性土 超能力 このモンスターが破壊され墓地に送られた時、 手札のドラゴン族モンスターを1枚墓地に捨てることで墓地から超能力召喚することができる


大地は手前にある、バーチャル映像のカードを爪でえぐるように触れると、今度は呪文を発動させた。


「俺は呪文発動、竜族降臨祭!この呪文は、自分の場にドラゴン族モンスターがいる場合しか発動できない。自分のデッキから、レベル4以下の好きなドラゴン族モンスターを1体、場に呪文召喚することができる。俺は、マジックドラゴンを呪文召喚する」      


大地の場に、魔法の杖を持つ、ヨボヨボのドラゴン族モンスターが呪文召喚される。


「マジックドラゴンは場に出た時、他に2体以上のドラゴン族モンスターが場にいる時、デッキから、ドラゴンと名が付く呪文カードを1枚相手に見せ、手札に加えることができる。俺はドッペルドラゴンを手札に加える」


カード情報

マジックドラゴン レベル1 種族ドラゴン族 属性火

超能力 このモンスターが場に出た時に、このモンスター以外に、ドラゴン族モンスターが2体以上いる時、デッキからドラゴンと名が付く呪文を1枚、相手にそれを見せ手札に加えることができる。


「そして俺の場の、3体のドラゴン族モンスターを合体!アンデッドキングドラゴンを合体召喚!」


大地の場に、巨大なおぞましい黒いオーラを放つ腐竜が合体召喚された。


カード情報

アンデッドキングドラゴン レベル15 種族ドラゴン族 属性土 超能力????

合体条件 アンデッドドラゴンを含む3体のドラゴン族モンスター


そのモンスターを見て闘技場外の真琴たちは反応する。


「3体合体!・・・しかもレベル15・・!」

「あいつ、仕掛けてきたわね・・・」

「ここが勝負の別れめだな・・・あのモンスターを倒せるか倒せないか、その結果でこの勝負は決まる」


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