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モントラ  作者: ゆう
1章
1/49

VS関東チャンピオン①


『モンスタートランプ』基本ルール。


デッキは、52枚以上で組むこと。

同じカードは、4枚まで入れることができる。

カードの種類は、モンスターカード、呪文カード。合体カードの3種類。

これらのカードを自由に組み合わせ、52枚以上のデッキを組むこと。


モンスターカードには、名前とレベル、その種族と属性、そのモンスターの持つ超能力が記載されている。

レベルはモ高い方が強く、モンスター同士のバトルでは高いほうが勝ち、低い方は負け、破壊され、墓地にいく。

墓地とは使い終わったカードがいく場所。

もし、同じレベル同士のバトルの場合、両方が破壊され墓地にいく。


相手にモンスターがいない場合、相手プレイヤーに、直接攻撃することができる。

直接攻撃した場合、その直接攻撃したモンスターのレベル分だけ、相手プレイヤーにダメージをあたえることができる。

モンスターの属性は、火 風 土 水の4種類があり。

すべてのモンスターは、かならず、この4つのうちの1つに属している。

(トランプに当てはめると、ハート(火)、スペード(風)、クロ―バ―(土)、ダイヤ(水)になる。)


モンスターの召喚は、1ターンに1回のみできる。

モンスターは、1ターンに1回のみ、攻撃宣言ができる

このルールさえ守れば、召喚、攻撃の、順番の組み合わせは自由だ。


例1

1 モンスターを召喚する。

2 その召喚したモンスターで攻撃。

3 ターンを終わりにする


例2

1 前のターンからいるモンスターで攻撃。

2 攻撃後、モンスターを召喚。

3 召喚したモンスターで攻撃。

4 ターンエンド

等。


呪文は基本、いつでも発動可能。

発動条件がある場合、それを満たせばいつでも発動可能。

呪文は、あとに出した方が、早く効果が発揮される。


相手がカード1枚引く呪文を発動したとする。

その効果が発揮される前に、こちらが相手と同じカードを1枚引く呪文発動。

その場合、先にこちらからカードを1枚引き、そのあとに相手がカードを1枚引く。


モンスターの攻撃方法は二つ

選択式と、一斉攻撃の二つ。

選択式は、自分のモンスター1体を、相手モンスター1体を選択し攻撃させること。

相手モンスターがいない場合、相手プレイヤーを直接攻撃することができる。


一斉攻撃

自分のモンスター2体以上を選択肢、相手プレイヤーに一斉攻撃させること。

一斉攻撃された側は、モンスターがいる場合、その一斉攻撃してくるモンスターの中から、一体を自由に選び、自分のモンスター一体とバトルさせることができる。

これをガードと呼ぶ。

ガードしない選択も可能。

ガードされなかったモンスターは、プレイヤーに直接攻撃することができる。

一斉攻撃で、ガードできなかった場合、カードガードを使用できる

カードカードとは手札を1枚捨てることによって、一斉攻撃でガードできなかったモンスター1体の攻撃を無効にすることができる。

カードカードは、手札があるかぎり何度でも使用できる。


攻撃したとき、モンスターは待機状態になる。

待機状態になったモンスターは、そのターンに、攻撃も合体素材にできなくるなる。ターン終了時に回復する。呪文や超能力を使い、合体素材にすることは可能。


攻撃中に、あらたなモンスターがあらわれた時、攻撃中止、または、そのあらわれモンスターを選択して、攻撃することができる。中止した場合、攻撃参加扱いとして、そのモンスターはダウン状態になる。


自分ターンに一回だけ召喚でき、同時に3体まで召喚可能だ。

2体の以上の、モンスターを召喚する時、リスクがある。

2体同時召喚をする場合、次の自分ターンまで呪文を使用してはいけない。

使用した場合、そのターン一斉攻撃は不可。

3体同時召喚をする場合、手札のカード3枚を、デッキの一番下に置く。

使用した場合、そのターン一斉攻撃は不可。

実質、手札が6枚ないと、3体同時召喚はできない


超能力は、モンスターがもつ固有の能力だ。

自動で発動するタイプや、自らが発動させないと発動しないタイプ等がある。

『この超能力は呪文と同じ扱いで使える』と、記載されてあるものは、呪文と同様に使える。

他の召喚方法について


呪文文召喚とは、呪文効果による召喚。1ターンに1回の召喚とは違い、呪文効果を使用できるなら、1ターンに何度でも可能。


超能力召喚とは 超能力の効果による召喚。

1ターンに1回の召喚とは違い、超能力を使用できるなら、1ターンに何回でも可能 。


合体召喚とは、合体システムを使っての召喚。

1ターンに1回の召喚とは違い、合体システムを使用できるなら、1ターンに何回でも可能。

合体システムとは、2体の以上の決められたモンスターを、墓地に送ることによって。デッキの一番下の合体カードから、合体モンスターを1体を選び、場に出すことができるシステムである。


合体はそのターンに攻撃参加してないモンスターのみ可能。

攻撃後は合体はできない。



自分ターンの終わりに、手札が7枚上ある場合、6枚になるように手札を墓地に捨てなくてはならない。


合体カードは12枚までデッキに入れることができる。

通常のカードと裏側の色が違う。

デッキの一番下に常に置かれ、デッキをシャッフルする場合も、一緒にシャッフルせず、シャッフル後、またデッキの一番下に置かれる。

デッキの一番下に戻すという効果が発動された場合、実質、合体カードに組み込まれ、このバトル中使用できない。

モンスターが合体したとき、条件を満たしたモンスターを、デッキの一番下に置いてある合体カードから選び、合体召喚できる。


合体呪文とは、2枚決め以上の決められた呪文カードを墓地に捨てて、発動させる呪文である。デッキの一番下に置いてある、合体カードから選び発動させる。


合体カードの確認はいつでも可能。

合体カードが、何らかしらの方法で手札にあっても、捨てる効果以外に使用はできない。


お互いの初期ライフは15。

それを0にした方の勝ち。


その他の敗北条件は、ターンの始まりに、デッキから、カードを1枚引くことができない場合、そのプレイヤーは無条件で敗北となる。


マンガ投稿サイトに、自分のマンガを、6話ほど載せています。

いつかこの作品も、描いて載せれたらいいな。




とある中学の屋上に、一人の少年が、大の字で寝ていた。


「くーくー」


屋上に風がなびき。


「ん!」


少年は起きる。

上半身を起こし。


「ん~~~~~~~~~~~~~~」


伸びをする。


「ん!」


少年は、空が青いことに気づく。


「いい空だ・・・・いつかあの空より、ずっと、ずっと高く・・・」


少年は手のひらを広げ、その青い空に伸ばす

そのとき。


『キーンコーンカーンコーン』


チャイムの音が鳴る。

少年は気づく。

自分が、遅刻していることに。


「その前に教室だな・・・遅刻だ」


少年は教室に急いだ。


場所は変わり、2―A教室。

一人の生徒が帰り仕度をしていた。


「よし、帰るか」


生徒は帰り仕度を終え、立ちあがると。


ガシッ。


その肩を誰かに掴まれる。

そしてそのまま、強引に席に座らされる。


「よう、真琴」

「ま・・勝くん・・!」


その正体は前田(まえだ) (まさる)

真琴と呼ばれる生徒の、1つ上の学年の生徒だ。

性格は横暴で短気。

人から嫌われ、この学校のボス的存在だ

そんな勝に、真琴は恐る恐る聞いてみた。


「・・・・・な・・何か用かな?」

「モンスタートランプやろうぜ」

「!」


真琴の体が、ビクンっと震えた。


モンスタートランプとは、2015年に開発されたカードゲームのことである。子供から大人、老若男女まで遊べる。世界最大のカードゲームである。


「い・・嫌だよ」

「はぁ?なんでだよ」

「だ・・だって・・・勝くん・・・・勝ったらボクのカードを、獲るじゃないかぁ・・・」


震える声で答える。

目には涙を浮かべていた。

この様子だと真琴は、以前にも何度か、獲られたことがあるようだ。


「なんだ、そんなことかよ。じゃあ俺に勝てばいいじゃねェーか?そうすれば俺からカードを獲れるぜ・・・くくくっ」


勝は、いやらしく笑う。


「そ・・そんなぁ・・無理だよぉ・・・勝クン・・この町内で一番強いじゃないかぁ・・・・」。


真琴の肩に置かれる手に力が入る。

ミシッ。


「ゴチャゴチャっと・・・・・・うるせェーよ!」


強い口調と共に、置かれる手に、肩がメキメキと圧迫されていく。


「!・・痛ッ」


真琴は悲鳴をあげる。


「とっととやるぞ」


ガシッ。


「!」


その勝の手を、誰かが掴む。

その者にするどい眼光をぶつける。


「・・・・・・誰だよ・・テメェーは?この学校の者じゃねェーな?」

「ああ、今日からこの学校に転校してきた、大空おおぞら そらだ。よろしくな」


屋上で寝ていた少年が、ここに現れる。

その発言に、勝はツッコミを入れる。


「今日って・・・もう、学校、終わってるじゃねェーか!」

「そっか・・じゃあ明日からの転校生ってことで、よろしく」


空は笑って言う。


「な・・・なめやがって・・・俺をバカにしてのか?テメェーは!ああァ!」

「?・・・なんで?」


なぜ怒っているのか、空にはわかっていない様子だ。

そんな様子を見て。


「・・・・・チッ・・・・その転校生さんが、俺に何の用だ?まさかコイツのかわりに、俺様とカードバトルしようって言うんじゃねェーだろうな?ああァ!」

「ああ、やろうぜ。モンスタートランプ」


空は二コリと、勝負宣言をした。

その二人の間に、真琴が入る。


「だ・・・ダメですよ!この人とやっちゃあ!この人はこの町内で一番強い人なんですよ。負けたらカードを獲られちゃうんですよ。やめてください」


自分のせいで、空を巻き込みたくない。

真琴は必死で空を説得した。


「負けなきゃいいんだろ、それなら」

「ッ・・・・」


笑っていう空に、真琴は説得をあきらめた。


「それに、町内で一番強いって・・・すごいのか?」

「!」

その空からの質問に。

勝は。


「す・・・すげェーに決まってるだろコラァァァァ!」


怒号で答える。


「どれくらい?」

「え?・・・・・・そ・・・それは・・・・・・・さ・・最強無敵だよ」


すこしハニカムように言う。

いくら彼でも、自分を最強無敵というのは、少し照れがあったようだ。


「へーーじゃああんたに勝てば、オレは宇宙最強に近付けるな」

「はぁ?」


その単語に勝は、一瞬固まる。

そして。


「て・・テメェー・・!ふざけたこといってんじゃねェーぞォォォコラァッ!俺をバカにしてのか転校生!」


怒りをぶつけた。

宇宙最強、など言われれば、誰でもバカにされていると思い。

怒ることは必然だろう。


「してないさ、だからオレと、モンスタートランプしようぜ」

「ぐっ・・・・」


そのマイペースさに、勝は翻弄される。


「おもしれェ・・・いいぜ転校生・・やってやるよ」

「おおーいいのか」


嬉しそうな空に。


「だがここじゃあダメだ、テメェーみたいなふざけた野郎は、みんなまえでコテンパンに負かして、泣かして、この町で2度とモンスタートランプをできなくしてやるよ。バトル堂まできな、そこでカードバトルしてやるぜ。場所はソイツが知ってる」


横であたふたと二人の会話を聞いている、真琴を指さす。


「逃げるなよ転校生。テメェーのカードを根こそぎ奪ってやるんだからなァ!あははははははははははははっ」


勝は笑い声ともに去っていった。


「・・・・・・」


真琴は後悔していた。

空を巻きこんでしまったことに。

そんな真琴の肩をポンっと叩く。


「案内してくれないか・・」

「え?バトル堂ですか?」

「いや・・・・・・職員室。遅刻したから怒られにいかなきゃ」

「・・・・・・・・・・・きっと、欠席扱いですよ」


どうやらしばらくは、バトル堂に行けそうにもない。




バトル堂に向かう途中、二人は会話をしていた。


「海外!空くん3年間、海外に住んでたんですか?」

「ああ・・その間モンスタートランプできなくってさ、はやくやりたくてウズウズしてんだ、オレ」

「・・・・・・・」

(3年もブランクがあって、あの勝クンに挑めるなんて、もしかして空くん、元日本チャンピオンとか?・・・・たしか3年ほど前に、最年小日本チャンピオンが生まれたって、聞いたことがあるけど・・・・・・)

「まさかね・・・・・」


「あ!」


空は声を上げ、前方を指さした。

その方向を、真琴が見ると。


「あ、あそこが、バトル堂です」


空き地の中に、大きな洞窟があった。

ゲームのような。

奥にはうっすらと、地下に続く階段も見えた。

看板にはバトル堂と書いてある。


「なんか、洞窟みたいな場所だな」


空からの質問に。


「そういう風に作ってあるみたいですよ」


真琴は答える。


「・・・・なんのために?」


さらなら質問に。


「ん~~~~・・・さあ・・・・今度、店長に聞いてみます。」


答えられなかった。



二人は洞窟内に入り、地下階段の横にまできた。


「下に降りてみましょうか」

「ああ」


二人は階段を降りていく。

カツカツカツ。


「なんかドキドキするな」

「そうですね、ボクも何度も来ている場所ですけど、ドキドキします。ゲームの世界みたいで」

「ラスボスとかいそう」

「それはちょっと・・・でも空くん、3年間モンスタートランプやってこなかったんですよね?」

「まったく」

「じゃあ驚くかもしれませんね。モンスタートランプの進化に」

「進化?」


奥から光が射す。


「光だ!」


二人はその光に向かってい歩いていく。


パアアアアアアアア。


白い光があふれた。


「おおーーひれェーーーー」


そこには、大きなドーム状の空間があった。

壁は真っ白で、大きさは半径50メートルほど。

中にはたくさん円形状の闘技場があり。

その上でカードバトラー達が、バーチャル映像のモンスターを従わせ、カードバトルをしていた。

空はそれに目を奪われ、子供のように魅入っていた。


カードバトラーとは、モンスタートランプする者の総称である。


「ふふ、どうです?ここがバトルドームです。モンスタートランプをバーチャル映像で、カードバトルできるんです」

「すげェーなー」


空は感心していた。


「うっ・・・・うわあああああああああ!」

空・真琴「!」


そのとき、たくさんの闘技場のうちの1つから、悲鳴が聞こえた。

その方向を二人は見る。


「何事!」

「あそこだ!いってみよう真琴」

「は・・はい」


二人は、悲鳴が聞こえた場所に駆け寄る。

そこにいたのは。


「あ・・アレは!・・・・・・勝クン?」

「ううっ・・」


手と膝をつき泣く、勝の姿だった。


「泣いている・・・一体何が・・・・」、


その姿に、真琴は困惑するばかりだった。

その闘技場の上に、もうひとり人がいる。

白いスーツに金髪、いかにもナルシストという風貌だ。

その者は、すすり泣く勝に近づき、見下すように言った。


「君の負けだね、町内最強クン」

「ううっ」


勝はさらに泣いてしまった。


「ま・・・勝クン・・・あの人に負けたんですか・・・・・」

「・・・・・・ということは・・・」

「へ?」

「あいつが町内最強」

「・・・・そ・・そうなりますね」


二人のやりとりしている間に、勝は、金髪の少年に何かを手渡している。

それは、デッキだった。



デッキとは、モンスタートランプをするために必要な、52枚以上のカードの束のことである。カードの種類は10万枚を超え、その中から自由に選び、組んだのがデッキである。



金髪の少年は、そのデッキを、勝に見せつけるように持つと。

とんでもないことを言った。


「君のデッキは、僕がすべてもらうよ」


その言葉に真琴は、衝撃を受ける。


「!・・・そ・・そんなぁ・・・普通賭けバトルで賭けるカードは、1枚が原則のはず・・・デッキすべてを賭けるなんてありえない」

「そのことについては、私が説明するよ」

「店長!」

「やあ・・・真琴くん」



その声に振り向くと、そこにいたのは、このバトル堂の店長、天野あまの 剣也けんやだった。


「・・・じつはね・・・・」


店長は二人に、これまでに経緯を話し始める。


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