第27話 ネルド『ギルドミッション』(1)
冒険者ギルドFランクミッションで受注したものので同時達成可能な、モンスター討伐はオレンジの魔石(極小)を30個を取得、齧獣の髭10本を取得。研究者ギルドのランクアップ要件のポーション作成のための予備ミッション薬草を50個採取のミッションをこなすべく、城壁の外に出る。
FランクミッションはGランクと違ってに即時に終わらせられる難易度のものはなく、ちょっとひと手間かかるけど、出来なくないぐらいの匙加減だ。
ナットからネルドに向かう途中、多少レベルは上がったけれども、「???」と表記されたスキルが手に入ることはなかった。
ただ、銃の扱いについては進展があった。
銃を撃つにあたり、一回一回弾を込めるのが大変だったので、【地】属性魔法:金属作成の上達により、いちいち弾をこめなくても銃身の中に直接弾を作成し射撃することが可能となった。
この作成した銃弾には【雷魔法】を纏わせることで麻痺弾のような応用の利いた使い方もできることが判明、かなり便利になった。
【視力強化】が功を奏し獲物の姿を捉え、【銃弾作成】により連射可能である銃があるために、それほど強くはない森の中にいるモンスターは私のハンティングの餌食なのである。
動植物相手では【鑑定】が使えるのだが、モンスター相手だと【解析】をつかわないと、アナライズできない。よって、解析のスキルレベルをあげたので、モンスターに適用される【解析】【広範囲表示】、抽出基準:オレンジ色の魔石(極小)を適用することでまったくもって入れ食いだ。
なぜか銃身の冷却も必要がない造りになっているので、ちょうどオレンジ魔石の対象となっている野ネズミのようなモンスターを殲滅する勢いでハンティングする。
ハンティングを楽しんでいると、ほどなくオレンジの魔石が集まり、レベルも少しだけあがった。
ちなみにその間、アオくんとういは、アオくんがはった防御結界の中で私が撃つ弾の跳弾の危機もない状態をつくり、ういを散歩をしたり休憩したり、遊んだりしていた。
本当に少し嫉妬するほどにすっかり仲良しさんである。
現在のレベルは15。
HP:140
MP:70
スキルポイント:45
スキル:合成 レベル1
時間干渉 レベル1
解析 レベル3
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汎用スキル:鑑定レベル3、ステータス確認レベル1
パッシブスキル:視力強化レベル2、オート収納、動物言語レベル1
固有スキル:銃弾作成
魔法属性:雷、地、召喚、????、????、????、????
もともとあった魔石収納は、魔石以外のものも対象となるようになり、【オート収納】に名を変えた。スキルって成長するんだね。
アオくんが言っていたけれど、成長については異世界転写者特典で【経験値5倍】が適用されているので、ガンガンあがっていくらしい。しかし実際考えても早い。
そして、【汎用スキル】に割り振れるスキルポイントが結構あるけれど、従来の性分としかいえない、転写前の世界で私がゲームをする時についても言えたことなのだけれど、スキル振りは必要分最低限、何かどうしても欲しいものがでるまで溜める癖が、ゲームのキャラクターではなく自分自身がその状況に置かれているというのにまたやってしまっている。
無駄に難易度を上げる癖だ。
そしてエリクサー使えない病も同時発症しているのである。




