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第25話 ネルド『城下町とギルド』(4)

 ギルド登録所の隣の建物。ネルドでも最大のギルドである、冒険者ギルドに到着した。

 ここのエポレットカラーはグリーン。職員さんは男性も女性も筋肉が服の上からもわかるぐらいで、なんだかみんな強そう。


 先ほどもらったギルドマニュアルによれば、冒険者ギルドはGランクが最低、最高がSランク。GランクはGランク該当の同一クエストではないクエストを5個こなすことでランクアップができる、ほぼ誰でもできる難易度、まあ、チュートリアルなんだと思う。

 同一クエストは受注できるが、クエスト報酬のみの該当となり、ランクアップの実績は対象外になる。また、冒険者ギルドの平均ランクはCランクであり、Bランク以上は全体の3%程度Cランクから上になる条件は、Cランクになった時に開示されるということ。

 そこから推測されることは、Bランクへのランクアップ条件は殆どの冒険者が知ってはいるけど易々とクリアできないような何かそういう試練なんだろうな。


「Gランクは冒険者ギルドにある【クエストボード】に手をかざすと、今現在このギルドで受注できる該当ランクのクエスト一覧が表示され、そのうち3つまでを受注することができる、っと」


 早速手をかざしてみると、50ぐらいのクエストが目視できる。

 すでに手持ちで足りるクエスト達成条件、ちいさな青魔石10個、ウサギ肉5個、怪鳥の羽根5個を受注し、即納品しクエストを完了させる。

 この国に向かう最中アオくんに言われ収集していたドクダミ草10、ヨモギ草10を次に受注、それも納品する。


 ギルド所属とともに、自分の【ステータスボード】にクエスト一覧が追加され、納品はギルドに出向かなくても、クエスト受注画面から直接できるようになっている。ランクアップ条件を満たした時点でステータス画面の自動ポップアップが発動し、「ランクFにアップ可能です。冒険者ギルドにお立ち寄りください」と表記されている。


 Cランクまたはレベル50いずれかの条件を満たせば、適合するクエストが自動配信されてくるようになるらしい。ちなみに受けてみたけれども無理な場合は棄却は可能。


 というわけで、早速ギルドカウンターに立ち寄りランクボードに手をかざすと先ほどのポップアップと同じ文書が浮かび上がる。


「Gランクミッション、お疲れ様でした。このままランクFにアップの手続きとなりますので、こちらのランクボードに両手を乗せてください。」


 言われるがままに手を載せると、ランクの書き換え作業が完了する。

 自分のステータスを見てみると、確かに


 《冒険者ギルド ランクF》


 ・次のランクへの条件 ランクFのクエストを20終了させること

 ・ランクFのクエストは同時に5つまで受注できる


 と、表記がある。


「冒険者ギルドのランクを上げるといろいろ融通が利くので、Eランクまではネルドに拠点を置いてさくっとあげちゃいましょう」

「そうだね、じゃあ他のギルドの見学もしてみよっかー」


 そう話ながら、アオくん年齢制限で自分は登録していないのにやたら詳しいなって思いつつ、受注できるクエストを上限まで受けて冒険者ギルドを後にした。

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