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四十二歳の冴えない男が、恋をして、愛を知る。  作者: 只野誠


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▼【第三十九話】 閑話、木曜日の女子会。

「引っ越しは終わったの?」

 やっと遥と田沼の件が落ち付いた。

 会社でも大々的に発表されたわけじゃないけど色々と噂にはなっていた。

 でも、流血沙汰にならなくて本当に良かった。

 あんなもんを見せつけて、田沼が遥を許すとは私には思えなかったけど、両人が良ければそれでいいのね?

 そもそも、外野がどうこう言う話じゃないもんね。

「うん、やっと一段落したかな。まあ、二人とも荷物がないから簡単だけどね」

 昨日から、遥は田沼の家に引っ越して同棲を始めたらしい。

 まあ、遥はもう稼ぎがないからね、マンションの家賃も払えないから田沼のところに転がり込むしかないのよね。

 とはいえ、相変わらず進展が早い。この分だとすぐ結婚までいきそうね。

「しかし、よく流血沙汰にならなかったよね、良かった良かった。もう二週間も前だっけ?」

 そう、もう二週間たったのだ。

 遥が田沼にすべてを見せた、次の日、二人とも会社を休むから無理心中でもしたのかと焦ったけど、後で聞いた話では、時間も忘れて二人で一日中いちゃついていただけらしい。

 なんだよ、それ。心配して損した。

「誠一郎さんは懐の広い人だから……」

 遥は笑顔でそうこたえるけど、これはほんとにそう。

 私の予想では、刺殺事件にでもなるかと思ってたけど田沼は想像以上に懐の広い人だったみたいね。

「のろけちゃって、同棲生活はどう?」

「まだ一日だけだけど幸せすぎて怖いかも…… こんな私が幸せになっていいのか不安になるくらい」

 まあ、結果だけ見れば、だけど、田沼は一回り下で美人の嫁を見つけれたんだから、良いんだよね? 多分。

 遥も不倫関係どころか美人局的なこともやらされてて、そこから抜け出せたんだから、良い事よね。

 しかし、こんなことってあるものなのね。

 すべて丸く収まっちゃってさ。

「まあ、良いんじゃないの? あ、そうそう謹慎中の連中の異動が決まったよ、三人全員地方行きで左遷決定、もうこっちに戻ってくることもないってさ。例の取引先とも取引止めるってさ」

「茜、ありがとう……」

 遥はそう言って私に頭を下げてきた。

 私は遥から預かった証拠を基に佐藤部長に相談しただけだけどね。

 まあ、遥も自主退職にはなっちゃったけど。

「感謝なら佐藤部長に、いや、その旦那の常務に言ってよ、私は部長に相談しただけ」

「けど、そのせいで茜の部署なくなっちゃうんでしょう?」

「それなんだけど、なんかなくならないかも。元々は佐藤部長が、両親を亡くして放心してた田沼のために作った部署だったらしんだけど、それなりに仕事があったから継続するんだってさ」

 田沼の抜けた穴を埋めるために新しく人材を補填するって話まであるから、私もまだあの部署でいられるのかな? 仕事量は増えそうだけど。

「そうなんだ」

「けど、あの田沼さんが元々人事部だったとは知らなかった」

「らしいね、来月から人事部に戻るんだってさ」

 人事部か。良い部署よね。私には、なにやってるかよく知らんけど。

「あー、これ今の遥にならいっていいかな? 佐藤部長はね、元々は私と田沼をくっつけるつもりだったみたいなのよね。それで田沼を立ち直らせる計画だったみたいね」

「は? なにそれ?」

 遥の顔が怖い。

 メンヘラだけは治ってないんだな、こいつ。

「いや、顔怖い。まあ、田沼さん優秀だからね。というより佐藤部長の恩師だったらしいのよね、田沼さんの父親。それで、どうにかして立ち直りさせたかったらしいのよね。さすがにもう出世街道からは外れてしまったらしいけど、まあ、役員にはなれないだろうけど部長クラスにはなれるんじゃない? って話よ」

「そんなことはもうどうでもいいよ、お金なんてどうでもいいの」

 遥は幸せそうにそう言ってるが、そろそろ自分が恋に恋する乙女ではなく、三十路の女ということを思い出そうね。

 お金は大事だぞ。まあ、田沼はお金使わなさそうだから、貯まる一方なのかな?

「そう言ってられるのも最初だけよ、結局はお金よ。お金。まあ、とは言え、都内で家持だからそう悪い物件じゃないのよね。歳離れてるけど」

「でも、意外と誠一郎さん子供よ、まだまだ若いよ!」

「精神年齢が子供でも仕方ないでしょうに!」

 そうなのよね。最近のこの二人を見ていると、精神年齢が中学生くらいなんじゃないかって思えるのよね。

 大丈夫なのかしら?

 傍から見てると、中学生のバカップルにしか見えないのよね。

「でも、この間、プレゼントくれたよ」

「なにもらったの」

「吸引式のオモチャ」

 吸引式? なにそれ。

「は? えっと、もしかして大人の?」

「うん、僕じゃ遥さんをまだ満足させられないからって! へへっ」

「そこ、のろけるところなの?」

 ど、どうなんだ?

 田沼の奴何考えてるんだ?

 それは、気を使えてるのか、使えてないのか。どっちなの?

 もうわけわからないけど、本人たちが幸せなら、まあ、いいよ、もう。私はもう疲れたよ。

「でも高いやつよ!! 凄いんだから!」

 凄いって何? 吸引式って凄いの? 少し気になる。

「え? もう使ったの?」

「まだ使ったことない! 綺麗にラッピングして大切に飾ってる!」

「いや、まあ、遥が幸せそうなら良いよ、もう」

 私は何を聞かされているんだ。

 まあ、遥が幸せそうなら私は別に良いけどね、のろけを聞くことくらいさ。





 万が一、いや、千が一、百が一……

 十が一、誤字脱字があればご指摘ください。

 指摘して頂ければ幸いです。

 少なくとも私は大変助かります。


 あと一話、蛇足的なのがまだあります。

 蛇足的なのが。



 普段書いているのはこっち。

 ただし、こっちは地獄の文字数と無駄な設定語りが待ってます。

 しかも、山場どころか起承転結もない、お話が淡々と続くお話です。

 またかなりスロースターとなお話でもあるので気長に、時間がある時にでも読んでやってください。


 ちゅ、忠告はしたからな!

(でも、読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んで!! ついでに気に入ったら評価もブクマもして!!感想もついでに書いてけよ!!)


 こっち

 ↓

「学院の魔女の日常的非日常」

https://ncode.syosetu.com/n1308hj/





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