私がランキング作品をあまり読まない理由
私は小説が好きでジャンルを問わず、多数の書籍を長年購入して読んでいた。
しかしwebで手軽に読める様になった昨今は、これまでと違い本屋から遠ざかってしまった。
私も当初はサイトを開けば先ず、目に止まるランキング作品を中心に無中で読んでました。
更新されたら真っ先に読みにいく。
高揚感で満たされていたんです。
でもそんなお気に入りの作品は、書籍化が決まれば更新されなくなった。
勿論、書き手側からすればとても嬉しい事。私も応援している作品が評価されれば嬉しいし、本当に良かったなぁと思う。
発売されれば、買いもします。
しかしここで自分の気持ちの矛盾を感じてしまったんですよ。
(嬉しい......だけど......あぁ、これでこの作品は続きが読めないんだなぁ)
と言う心の声。
webサイトの中だけど、そこには自分だけの本棚が出来上がっていたんです。
その本棚に完結されない作品の山が増えていく虚しさ。
そんな風に考えてしまうと、どんどん人気作品から自分が離れて行ったんです。
手軽に読めるのがweb小説の魅力。
だからこそ、新たな人気作品が多数出てくる。
それは理解している。でも......。
これが読書応援の決まる賞レースであれば、自分も達成感を感じるんだろう。
どうしたら満足出来るのか?
色々考えて出した結論は、とにかく沢山の作品を読む事だった。
ジャンルなんか何でも良い。
私の知らない良作を求める旅が始まった。
すると掘り出し物と言える作品が、ザクザク⁉︎
私が言えた事では無いが、小説と言えない様な作品も確かに多い。
でもそれを抜きに面白いと思える作品もいっぱいあった。
そんな作品を自分だけの本棚に入れて、密かに楽しむ。
そう言う楽しみ方があっても良いと思う。
小説家を目指して頑張っている人は、不快に思われるかも知れないけど。
でもね。これも読者の楽しみ方だと思うのです。
だから私はランキング作品をあまり読まない。
さて今日も本棚が増えたら幸せだ。
読んで本棚に入った作品には、感想やレビュー書いたりして、読者が増えたりする事もあったり。Twitterでたまーに作品紹介もしています。