46.ステータス『心』の上げ方
なんて事だ。赤ん坊や子供のうちなんて一番可愛い時期じゃないか!
それが、人間であろうが猫であろうが、大事な家族の一番可愛い時期を見逃すなんて事あっていいのか!
家族を向かえるという事は一つの命に対して責任を持つと覚悟したって事だろ?
その覚悟を・・・これからの人生で一番の思い出になる瞬間を
いくら仕事だからと踏みにじられていいのか?いやいいわけが無い!
このゲームを売り出す裏にいったいどれだけの苦しみと悲しみが隠されているというのか。
フラフラと奥の部屋から戻ると髭もじゃのおじさんが待っていてくれた。
「なんか元気無さそうだが、街に戻るか?」
「そうします」
そして、青い六芒星を踏み、ダンジョン一階から街へと戻る。
蟻を倒して手に入れた素材はおじさんが一番効率よくお金に変える方法を知っていたので、そこに売った。
そして、装備品類を売ろうとバザーに行くと、
羊の街で会ったお姉さんがいた。
ここは坑道内の街なので寒くは無さそうだ。
「お久しぶりです。お姉さんもこの街に来たんですね」
「久しぶりって程でもないけどね、アンタ達がこっちに来るって聞いたからね」
「へ~なんか自分達の事面倒臭いのかと思ってました」
「自覚あったのね・・・別にアンタ達は見てて面白いから、嫌いじゃないわよ。めんどくさいけど」
「逆に嫌いなヒトとかいるんですね」
「やっぱり、めんどくさいわ。まあ、いるわよ。派手な格好してると変なのが寄ってくるのよ。本当はそう言
いうのもうまくあしらって、捌かなきゃいけないんだけどね」
「へ~、それは困ったもんですね。にしても面倒臭い自分達の所に来る理由は分からないですね」
「は~。そうね。あんたらみたいなのが、近くでキャッキャやってると変な奴って近づいて来にくいみたいなのよ」
「そう言うもんですかね?」
「そう言うもんよ。アンタ達って、純粋にゲーム楽しんでる感じじゃん?なんかゲームの邪魔しちゃいけないかな?って思うんじゃない?」
「まあ、役に立ってるなら、それでいいです。ダンジョンの品物買い取ってもらってもいいですか?」
「もちろんよ、それが仕事だもの」
「そう言う転売で、お金稼いで何か買いたいものとかあるんですか?」
「ええ、あるわ。クランホームよ」
「クランホーム?」
「同志が集まってグループやチームを作るのがクランよ。クランホームはその拠点」
「ほ~お姉さんの志は?」
「うちのクランは怪しい商人ロールよ」
「ロール?」
「役って事、怪しい商人だから横の繋がりは内緒だけどね。例えば一本裏の道に入ったところに立っている怪しい男、しかし謎のレアアイテムが欲しければその男に話しかけなければならない」
「お~密売か~。犯罪ですね」
「密売の雰囲気だけ楽しむクランよ。怪しげな建物で特定のキーワードを言うと奥に通されて、早々手にはいらないレア物を購入できる。どう?」
「それは・・・格好良い!」
「私は受付。来る者をあからさまに嫌な態度で追い払う。それでもどうしても用がある人だけが、依頼を出来るって寸法」
「・・・その普通の人が手に入れられない物をどうやって手に入れるんですか?」
「ん~その辺は追々ね~。一応まずは資金を集める所からね。でもダンジョン産の装備を売ってもらえるのは助かるわ」
そして、ダンジョンで手に入れた装備を売り、お金をつくり、髭もじゃのおじさんにお金を返す。
「あら?借金でもしてたの?」
「そうなんです。クエスト受けたら借金しました」
「・・・珍しいわね」
そして、バザーを立ち去り、道を歩きながら、心の上げ方を教わる。
「心は精神状態異常を受けるか、術をくらうほど上がる」
「ふむ」
「それでだ。一気に裏技のように上がるって訳じゃないが、精神状態異常を受け続ける方法がある」
「それは!・・・怖い」
「そうだな、自分のステータスに合った地域で、やらんと危ないかもしれないな」
「それで、その方法とは?」
「霧を探すといい、霧の中では精神状態異常を受け続ける事になる」
「やっぱり濃い霧の中に立っていると、このまま霧に紛れてどこかに行ってしまいたくなるからですかね?」
「さあな?俺はなった事無いから分らんが、相談できる相手がいなければ、いつでも話は聞くぞ」
「とりあえず、霧を探してみます!」
「そうだな、坑道の外の山中にも霧が出ることがあるらしいぞ。お前さんには丁度良い魔物がいるだろうし、戦闘ついでに探してみるのも面白いかもな」
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とある攻略サイトの質問板
質問者:属性剣士
ようやっと入門を乗り越えました!魔法剣的な飛び道具使える道場を教エロください
回答者:匿名法術士
道場だったら街にあるから適当に廻ってみろ、もしくはサイト見ろ
質問者:属性剣士
何だかんだ、ここで聞いた情報でここまで来れたので、どうしても聞きたくなっちゃって
回答者:匿名法術士
そう言う事か、それなら逆に迷える子羊達の質問にでも答えてやるんだな。
折角だし、入門越えた先で気をつけることだけ教えてやるか。
質問者:属性剣士
よろしくおなしゃす!
回答者:匿名法術士
まず、霧には近づくな。
質問者:属性剣士
なんでっすか?
回答者:匿名法術士
いきなり難易度が上がる。普通に精神状態異常で、迷うか、死に戻り。
回避する為にはステータスの心を盛るしかない。
心の高い後衛が、霧の中に突入しても、霧の中の魔物は術耐性が高い。
心の高い前衛なんて奴は、回復しようが無くて使い物にならん。
全部避けるから回復なんていらんとか言ってた前衛はだからと言って心を上げるメリットも無い。
質問者:属性剣士
自分も心は上げてないので、避けるようにします。
回答者:匿名法術士
そうしろ。
心は術士がローブ着るための要求ステータスを満たす為だけに上げればいいんだ。
弓使いで上げるやつもいるが、本当にごく一部だ。




