40.次の街へ
ダンジョン周回に慣れて、ようやっとお金が貯まったところで、ココに鞄のアップグレードをしてもらう。
形に関しては今の状態が気に入ってるので、そのままにしてもらった。
ただ藍色は少し暗く紺色になった。この街で手に入れた染料を試したいと言われたのでお任せした結果だ。
そして、さらに武器のスキルが上がりきり、さらに<診察>や<治癒><調剤><処置><採集>等ぞくぞくとスキルが上がりきってきたところで、冒険者事務所のお姉さんから、
「そろそろ入門者も卒業ですね。これからは本格的に探索者としてがんばって下さい。クラススキルをもう一つセット出来る様になりましたよ」
いきなりそう言われて、
<戦闘鞭><外衣> クラススキル <剣鉈><解読><解除>
<字術><治癒><診察>
<処置><地図>
控え:<採集><調剤><道具作成>
一先ずこんな感じで、スキルをセットしておいた。
「ちなみに本格的な探索者の次は何になれるんですか?」
「特に無いですよ?」
「じゃあ、スキルセットは10個が限度なんですね~」
「いいえ、もう少し実績を積み先に進んで行く事が出来れば、サブクラスを手に入れるクエストを見つけることが出来るでしょう。そうすればもう少しセット枠は増えますよ」
「サブクラス?」
「はい、メインクラスほどの影響はないですが、サブクラスを手に入れる事で受けられるクエストの幅が増えたり、手に入るスキルが増えますので、是非手に入れてみてください」
へ~サブクラスか~。まだまだ先は色々あるんだな~。そりゃそうかやっと入門終わったばかりだし当然だ。
そんなこんな過ごしていると、ココから相談が有ると呼び出され、
ココ、モコと街の喫茶店で、ハーブティーを飲みながら話す事になった。
「相談と言うのは他でもありません次の目的地です」
「私は任せるよ。料理できればどこでも良い」
「自分は古代遺跡探索したいけど、まだ修行不足だろうから、医精の言ってた<治療>スキルか、武器の師匠、もしくは流派を探したいかな。あとはサブクラス」
「ふむ、武器に関しては何か先のイメージはあるんですか?それによっていく場所が変わるんですけど」
「無いかな~。強いて言うなら拘束系の時間をもう少し延長できると戦闘中に回復しやすいかな」
「S.S.さんは<処置>ですもんね。相手の動きを止めて回復したいですよね。BINDが高いほど硬直時間が延びるって言うのは?」
「ああ、やっぱりそうなんだ!そうじゃないのかなって思ってはいたけどよく分からなかったから」
「まあ、序盤の武器じゃそこまで差が出ないですよね。もう少し数値にばらつきがでてくると違いが出てくるらしいですけど、そうなると・・・山の方に行きますか?」
「山に行くと拘束系の技を教えてくれる師匠に会えるの?」
「はい、鉱山地帯は金属製品のメッカで、鞭系だと鎖関連が強い筈です。拘束系といえば鎖ですね」
「じゃあ、鉱山にする?」
「僕はありですね。服に使用する金属小物を生産する<彫金>を鍛えるなら鉱山に一度は行きたかったですし。ただ鎖の拘束系を育てるとなると攻撃力の伸びが少し悪くなるかもしれませんよ」
「へ?そうなの?」
「ええ、ダメージ量なら棘の付いた鞭系の師匠について出血系デバフなどですね。あとはプレーンな鞭で、バランスよく戦うかですね。鞭のよさは攻撃範囲、複数体攻撃、拘束辺りですが、その分ダメージ量が控えめに設定されているので、サブウエポン扱いされやすいんですよね。だから鞭をメインウエポンにしてるS.S.さんはダメージ量伸ばさなくていいのかな?と」
「ん~まあ、武器は剣鉈もあるし、時間稼げる方が助かるかな?」
「そうですか、しかしその剣鉈もダガーの様な戦闘短剣系で奇襲攻撃ならダメージ乗りますが、剣鉈は半生産ですよね」
「まあ、探索にも素材集めにも重宝してるけど」
「ふむ、何とか攻撃力伸ばしたい所ですね」
「これ以上武器持てないよ?」
「そうですね。術を使おうにも杖が無きゃ、ダメージも乗らない事ですし・・・まあ、考えても仕方ないですね。鉱山に向かいましょう!」
と言う事で、次の目的地は鉱山だ。
この羊の街でも色々手に入った。一応着るものだけでも整理しておく事にする。
〔疾駆する群れる獣〕
〔ゲットワイルドシャツ〕
〔藍綿パンツ〕
〔暴牛のハット〕
〔縞蛇の鞭〕
〔茨の鞭〕
〔チェーンウイップ〕
〔黄紙の剣鉈〕
〔食うものは牙を食われるものは角を折られ連鎖する帯となる〕
〔インテリジェンス白衣〕
〔Solve et Coagula〕
〔青銅の腕輪〕
〔ムートンコート〕
〔天に焦がれる白き獣は角を隠す〕
〔群れる獣は纏わない〕
こんな所かな。さて次はどんな街かな~。




