気づかないはずがない
これは数刻前に遡る…
「フフ、私のもそう安くないよ
なんたってミーアの生まれと今亡き氷竜と火竜達の行方なんだから」
「なっ…なぜ君がそんなこと知ってるんだい」
「フフ…それは言えないお約束なんだけどね、しいて言えば私は彼らの親だからかな?
まぁ、文字通りの親ってわけじゃないんだけどね」
(なんだ、この人は…一体何を言って…?
親だけど、親じゃない?)
「さ、取引に応じてくれるかい?
否、取引したら君はきっと…いいや必ずミーアの居場所を吐く
そして私と一緒に彼女を殺しにでもいく」
彼女に渡したお守り
それには通信機能が搭載された小型の機器が入っている
そしてそれには特殊な魔法石が埋め込まれており、その魔法石と対となる魔法石によって位置情報がわかるようになっている
「…そんなこと拙者がするとでも?彼女に?
悪趣味な冗談だね」
彼女を殺す気なんて起こるはずがない
彼女は大事な…
「いいや本気さ
彼女に恋愛感情を持つ君ならするはずだ、そうだろう?」
「!…なぜ、それを…君が、知ってるんだい…」
この想いは誰にも伝えず消し去ってしまおうと思っていたのに…!
「哀れだね、君は
一番彼女を救おうとしている君に今から残酷なお話をしなければならないのだから
彼女はシュウドン人だよ
君たちが忌み嫌う民族」
「…。」
黙るボルマーにフードの人物はふははは!と高笑いする
「いやぁ哀れな子だ
今まで信頼していた人が、敵で!
一番愛している人が」
畳みかけて青年を精神的に追い込もうとしたその時
「くふふ…はっはっはっ!」
青年は笑っていた
「…何がおかしいのかな?」
「だって、僕はとっくに知っていたもの
彼女がシュウドン人であることくらい」
眼鏡をくいッと押し上げる
「気づかないわけないよ
ずっと彼女のデータをとらせてもらってたからね」
ボルマーがミーアとリブが家族関係であることを知っておきながらミーアをたきつけたという矛盾が生じ始めていますが、これをどうするかは後の自分に任せます
(訳:おなかすいたので今回は適当ですし短めです
編集次第で伸びるかもしれません)




