道案内の代償はイカホドか?
「フー…こんなもんかしら?」
「手伝ってくれてありがとうネ♡
この子妙に力強いから一人だったら運べなかったのネ♡」
「ムー!ムムムー!!」
店の奥にはいくつかのベッドがあった
おそらく従業員用と潰れた客の介抱用だろう
そしてそこにリンゴは寝かされていた
猿轡をつけられた状態で
「えーっと…無理やりは良くないような…?」
「仕方ないのネ♡
ヤクやった子相手にしては優しく接しているのネ♡」
「やくやったって何?」
「スピードとかマリファナとかをキメてることだネ♡
ほら、ドラッグってやつネ♡」
「どらっぐ…?」
「…こう、煙をぷはーってしたりチョコに入ってるやつだよ」
林檎を下からつかむように手をまるめ、スーッと息を吸った後にフー…と息を吐いて見せる少女
ティヲは定期的に行われる接待の相手が似たようなことをしていたのを思い出す
「あぁ!あの笛に火をつけるやつだよね」
「…そうネ♡」
「ムムムームムムーッ!」
「これ、誰か訳して欲しいのネ♡」
「ヤクして…?」
「多分、ティヲ君に変なことお話しするのはだめとかなんとかじゃない?」」
「なるほどネ♡」
「あの、火いりますか?」
「あなた子供っぽそうに見せてそういう礼儀が板についているってどういうことなのネ…♡」
「?」
キョトンとした顔のティヲに長い前髪のせいで顔の表情がよめない少女はまぁ、いいやと投げやりに言う
「…働く上では役に立つからいいけどネ♡」
「ム・ム・ム・ム・ムン!」
「やらせませんだって
大丈夫、この子の言うことは気にしないでいいわよ」
「それは良かったのネ♡」
「そういえば、お給仕って何をするの?」
「さっき会った人の指示きいて動いてくれればいいのネ♡
ま、多分イキを入れてくれって言われるだろうけどネ♡」
「いきを入れる…?
それはどういう意味?」
「そのまんまネ♡
妖気に満ちた私達を生気で満たしてほしいのネ♡」
『ふーん…確かにイキ/生気がよさそうね』




