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ギギ

作者: 葵陽

※この作品はフィクションであり、専門用語は創作です。信じないで!


「恭子はお見合い結婚したそうです。」「さて、一番年上は何歳でしょう。」「ブーケトスもそんな感じ。」「いっしょに食事をするだけの簡単なお仕事です。」「マグロ係」「七つまでは神のうち」「店長、シフト変更してください。」「たぬきとどくだみ」「むじなとあしたば」「不思議な道具なんかより、あのあおいねこちゃんがほしいと思ったことはないか。」「職業:家政婦」「人見知りだっていいじゃない」「メンズPコート/税込13,200円」「男はどこへ消えたのか」「初乃は夢を見ない」「権助、与平、兵吾」「古井戸の底には何があり」の続きです。


お読みいただければ、幸いと存じます。


射干玉ぬばたまの髪、陶器の肌。

良く言えば絵にも描けない美女だが現実離れした、気持ち悪い美しさだった。

有馬 初乃は、そんな顔をしている。

それはある意味で、呪い(のろい)とも言えるだろう。

醜女しこめだろうと美女だろうと百人百様の人間がいる限り、「誰かにとって全てが暮らしやすい世界」が存在しないことは分かるだろう。


初乃は、姿見を見て嘆息を漏らす。




以前は美人なんて、人生イージーモードだと思っていた。いや、「リア充爆発しろ」とか「美人なんて性格悪いだろう」などと思ったことはない。ただ少し、私よりも楽なことはあるのだろうと遠目から見ていただけだった。


美しい顔は、むしろ眼福だ。

美人が存在していることを、悪いと思ったことはない。


所詮美人とて人間なのだ、他人が想像し得ない苦労や悩みがあるとは思う。

美しい花も世話をしなければ汚くなるし、年老えばみな枯れるのだから

美人の方が大変なことも確かにある。

私なんかは醜女よりの凡人顔、だったゆえに休日なんか化粧もしないでコンビニに行けたくらいだ。

だが美人はそうはいかない。常に美しい顔、美しい振る舞いが求められている。

生まれもった顔をそうそう捨てられるものではないが、

私個人は美しい顔を望んで手に入れたいとは思わない。


そう思いながら、私は床につく。

実家の布団なのに、いつもより眠れなさそうだ。







自分のことを神であると、のたまう奴ほど信用できない輩はいない。

宗教の話ではない、別段傾聴すべきことでもないのであまり気にしないでいただきたいのだが。


そもそもの話になるが神とは如何様にしてみずからを神と、定義しているのだろうか。

是非にとも、俺は問うてみたいものだ。


西の空より重苦しい鈍色の雲がきた。

あと数時間、否、あと数分後には降り始めるだろう。

鼻の奥に、雨のにおいが入ってきた。


夢の中にも、雨は降る。








今日の夢は、雨が降っていた。

私の姿は、初乃だ。


そして、夢の場所はいつもの外国ではなかった。

見覚えがある、しかしながら今世ではない。

それは幼いころに家族で行った、近場の遊園地だった。なんとかマウスもいないし、なんとかマウンテンもない。あるのは大きめの観覧車と怖くないお化け屋敷、併設された小さな動物園。確か私が大学生の頃、惜しまれつつも閉園したその遊園地は私の目の前に存在している。

まあ、夢だからと言うほかないが。


私は、誰もいない遊園地をただ歩いてみた。

昔は大きくて怖い、と思っていた回転木馬もこの年齢で見てみると小さく感じられるものだ。


雨宿りをしようと屋根のある飲食コーナーまで来てみると、やはり「あの男」は座っていた。

手には湯気のたつ、コーヒーのような黒い飲み物を持っている。


それも、ふたつ。


お読みいただきありがとうございます。

定期更新、・・・何作目でしょうか


シッ!( #^∀^)=〇)Д )゜・.ウヴォ


失礼しました。25作目だと思われます。

いつもお読みいただいている方がおられましたら、感謝いたします。

本当にありがとうございます。

これからも精進して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。

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