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共通B・悪 救いなんてない

→《きっと用があった》

彼は私に用があったから見ていた。なぜだかそんな気がした。


→《まったくしらない》


「ごめんなさい貴方のことは知らないと思います」

「話したことないからな。でもほら、ネズミってよくからかわれてた奴いただろ?」

「あー!」


そういえばたしかにそんなのが幼稚園にいたのを思い出した。


→ 《わかる》

jarnってあれでしょ、July〈ジュライ〉の誤字でしょ。なんて、本当はわからないけど知ったかぶりをかましてしまった。


→《いいえ》

私は正直ではない。ついさっきだって問題わかるなんて嘘ついたし。


→ 《だから遠慮する》

「お金ないので……」

私がそう言うと棺先生は、奢りだから気にしないでと言った。


→《ジャンクフード》

「じゃあカンタッキーのベスケットが食べたいです」

ルトウがジャンクフードはいつでも食えるからとさりげなく却下して、結局中華というかラーメン屋になった。


→ 《大丈夫です》

私がそういうと、方向オンチじゃなかったかと言われる。

なので送ってもらうことにしたが先生にメールが来て、結局一人で帰ることになった。


→ 《様子をみる》

ここはよく考えて、彼の出方を見よう。

このパターンは私が動いたら殺すとか脅す系で、逃げてもどうせ追い付かれるので無駄だろう。


なんとか仮面男に助けられた。あの少年は信用できない悪魔だと言われる。


→ 《そうは見えない》

「助けてくれたのは感謝するけど、私はそうは思わない」

あれはグレた少年で、悪魔は空想の存在なのだから。


―――無事に施設内に戻り、ふと考えてしまう。


→ 《少年のことが気になる》

あの少年はちゃんと逃げられたのだろうか?


「食事はセルフラウンジなので、好きな時に食べられます」

「へー」


私は共同の宿泊部屋で眠った。食事や入浴を済ませ、翌日になる。

昨日は衣類を買うお金がなぜかポケットに入っていたからよかったなあ。


―――試験判定で不合格だったので、私は一泊して帰ることにした。


行く場所がない私は、とりあえずあの少年を探してみることにした。


というわけでいかにもワルのいそうな場所を探す。


「なんだ……また会ったな」


やはりこういう輩は裏路地など人気のない場を好む習性があるのだろう。


「昨日は無事に逃げられたみたいだね」

「まあな……なんだよ、アンタ、オレが捕まる心配でもしたのか」


なんだか私は彼から警戒されているようだ。


「うん、逃げられたかなって気になって中々眠れなかった」

「寝たのかよ」


そりゃ寝付けなくてもいつの間にか寝てるし。


「きになってたんだけど、なにをやらかしたの」

「は?アンタ昨日見てただろ」


組織から終われていたのだから、車を爆発させたことより前に何かやっているはずだ。


「まあ車爆発は置いといて、なんで追われてたの?」

「いや、置いとくなよ。普通はなんで車を爆発させたとか無事だとか聞くとこだぞ」


彼の体や悪運の強さは普通ではないが感性は一般的のようだ。

しかし、生憎私の感性は彼や一般的な普通のものとかけ離れているらしい。


「そう?」

「なんでそんな事聞くんだよ」


《ただジャックが気になった》

《たんなる一過性の興味》

《暇だから》


「なんで爆発とか……どうでもいいや。君に興味があるってだけじゃだめ?」

「……君とか呼ぶなよ。ガキ扱いされてるみたいで腹立つ」


可愛いとこあるじゃん。なんて言ったら怒るからやめよう。


――――――

数年前、父の勤めていた企業で問題が起きて、父はその罪を被せられた。

事情を察した警察は名前を伏せてはくれたけど、上の圧力だとかで罪を取り消してはくれたけど、上の圧力だとかで罪を取り消してはくれず父の立場は曖昧な状態だ。

マスコミにはすぐにバレるだろう事態に発展する。

そしてとうとう一家心中する所まで達してしまった。


『母さん、ナイフは持ったな』

『ええあなた』

『さあお前も』

『嫌だ!!俺は死なない!!巻き込むな!!』

――――――


どうしてこんなことになったのだろう。


『あははは死ね!!』

凶器を持ち狂った笑顔で徘徊する男、それは父だった。


『誰か!』

私を抱き抱えながら逃げて、助けを呼ぶ女性、母だ。


『もう大丈夫ですよ』

狂人となった父を羽交い締めにし、歩みを止めさせたのは優しそうな青年。


『はなせ!!』

男は凶器を持ったまま興奮状態で激しく抵抗している。


『…許さない!!絶対にお前等を殺してやる!!』

男は母と私に罵声を浴びせながら取り押さえられる。

―――それは幼い頃の記憶。


――――――


「なっなにを?」


どこからかなにかが飛んできて、私は回避した。


「へぇ……普通の子が今のを回避できるなんて思わなかった」

「レントなに馬鹿な事やってんだ。避けられなかったらどうする」


「ジャックがその子をかばうって信じてたからさ」

「感動的な台詞っぽく言ってもごまかされねーから」


なんだか変な人たち。


◆この組織と敵対する組織に入ろうかな?


【ジャックがいるので入る】

【レントって面白い】

【考えなおす】

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