4時30分
一度目が覚める時間が
大体4時30分です
スマホに手を伸ばし
ぐぅーっと一度体を伸ばすと
その動きに反応して
待っていたとばかりに
ドタリっと寝床から起き出してきた獣様が
窓を開けろ、と先導しようとしています
すぐに行かなければ
『んなぉーーー』
と、お叱りが飛んでくるので
のそりと体を起こし
足を床につけて
ゆっくり ゆっくり
獣様の後をついていきます
とことことことこ
ぺた ぺた ぺた
ここですかね?
はいはい
シャーっとカーテンを開けて
カチッと鍵を外して
窓を開けて
20秒ほど待ちます
一つ目の窓のチェックが終わったので
二つ目の窓へ
ここでも20秒ほど待ちます
そして最後の窓へ
最後の窓は小窓なので
獣様はそこで長く寝そべります
森に面している小窓は
囀り始めた小鳥の声が良く聞こえて
最高の早朝スポットらしいです
窓の外を見つめたまま
尻尾を揺らし
床に打ちつけて
あっちへいけ
そっとしておいてと
無言の主張が飛んできます
そうですか
満足ですか
良かったです、と
心の中で呟いて
開けた窓をまた閉め直していきます
ここで
外がうっすら明るんでいるのを見ると
このまま散歩に行くのか
それとも布団へ戻るのか
究極の2択が私の頭の中で札を上げてきます
今日は
15分転がって
散歩へ行きました
けれど
転がった15分が良くなかったですね
その15分がなければ
朝日に照らされずに散歩ができたのに…
布団の謎の吸引力に
抗えない事の方が多いです
それもまた
心地がいいのですけれど
もう少し
獣様のように
シャキッと起きてみたいものですね
らんらんと見開いている
ビー玉のような綺麗な目が
あなたの健康を物語っています
今日も元気でいてくれてありがとう
でもね獣様
たまには
寝坊してくれても
いいんですよ?
ええ
本当に
全然大丈夫です
なんたって
4時30分ですから




