扉
早朝
うっすらと白んだ部屋の明るさにつられて
目が勝手に開きます
グッと目を閉じてみても
覚醒へ向けて冴えていく脳みそ様
まだ
寝ていても良いんですが
なんで開いちゃうかね?
習慣とは恐ろしい
気だるく手を伸ばして
スマホの画面と睨めっこをすること数分
散歩に行こうか悩んだ挙句
ゴロゴロすることを選んでしまった
このあと
涼しいうちに
歩けばよかったと後悔するのは目に見えているのに
けれど
せっかく目が覚めたのだから
朝から出かけてみよう
モールに併設されているカフェは
開いているみたいだし
よし
準備
準備
日傘をさして
暑い
暑い
暑い
と
思いながらも
歩きます
早朝ウォーキングを
取り戻しているつもりの
軽めの散歩
ああ
帰り道はもっと暑いのでしょうね
でも
出発したのですから
カフェを
目指します
モールの開店前
慌ただしく歩いている人々
店員さんでしょうね
動きが
お客さんのそれとは
違います
それを横目に
到着したカフェ
モールには入れないので
どこかの入口は開いているはず
どの扉かな?
これだろうと思う扉を開いて
ガツンとロックがかかっていたら悲しいな
中にはお客さんがうっすら見えるので
どこかの扉は開くはず
扉は全部で4つか5つ
さて
どれに手をかけようかな…
そんな私を尻目に
勝手知ったる常連さんが
するりと入店します
よし
あの扉だね
無事
入店です
普段しないことをすると
ワクワクと戸惑いが混在して
少しだけ疲れます
今から楽しめるかどうか
家に帰る頃に答えが出るでしょうかね




