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桃は食ふとも食らはるるな  作者: 海原ろこめ
第一章「桃の香りを嗅ぎ、梨の皮に目印をつける」
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なぜか教えてくれなかった。

 放課後の時間に入り、帰宅部仲間兼友人たちからいつものように遊びに誘われたが断った。


 放課後は、毎回誰かの家に集まってみんなでオリジナルのスポーツ大会やゲーム大会を開催して賑やかに楽しんでいる。


 こうして大切な人間からの誘いを自分だけの都合で断ったのは今回が初めてで、断って本当によかったのかと柄にもなく不安でどきどきしている。


 断ったのは、決して友人たちと派手な喧嘩をして、一緒にいるのも話すのも気まずいからではない。


 今日の放課後は、非常に眠いので屋上で夕寝をするつもりだ。たった今しようと決めた。だが、それもまた誘いを断った直接的な理由ではない。


 私がここ数日間の寝不足を解消するという理由だけで断るわけがないからだ。


 現時点で、自分でもよく分からないから理由を言語化することは極めて難しいのだが、今日は何となく一人になりたい気分だった。 


 そういう日もあってもいいのだと、許されるのだと、少し思えるようになったのは、友人たちのお陰だ。


 一人になりたいと感じた時は気を遣わずに断るように助言してくれたのは、友人たちだからだ。


 助言してくれた理由は質問してもなぜか教えてくれなかった。が、思いやりにあふれた友人たちのことだ。


 きっと、私のためを想って助言してくれたのだろう。

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