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遺跡4


え、人?


 いや、見た目は人なのだが。逆にそれが大きな違和感を生んでいる。この遺跡がいつできたにしても人の体がそのままの状態で残っているだろうか。

ミイラや骸骨なら納得もできただろう。

 しかし、距離があるため詳細は分からないにしても、あまりにつややかな肌をしているように見える。

 それに、こちらを見ているような気がする。

偶然、顔がこちらを向いているだけだろうか。


(なあ、あれ生きてたりしないよな・・)


思わずそう尋ねてしまう。

しかし、アルマは反応しない。

額から汗が落ちる。

今まで一切動いていなかった鎖がジャランと音を立てて揺れた。


「■■■■■■?」


突然、平坦で冷たい声が空間に響き渡った。

それは、まぎれもなく少女の口から発されたものだった。

この世界の言語だろう。当然、俺には何を言っているのかわからない。

アルマの呼吸が浅くなり、心拍数が増加する。


(アルマ、大丈夫か。)


アルマは思い出したかのように、大きく深呼吸をした。


少女の口角がゆっくりと上がるのがわかった。

読んでいただきありがとうございます。


区切りが悪かったので短めです。

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