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22 シヤの実力アップの3日間(スンも含む)

シヤ視点。


ブクマ登録ありがとうございます。

 秋雨達とわかれ、港町を出たシヤは王都に向かう為、来た道沿いを歩かず、大森林に直接入り樹木がしげる中を探索しながら、結構なスピードで移走り抜く。


 向こうの世界で高校に入ってから最低限な運動をしていなかったのと、五感の感覚を引き上げ更に強化する為……この世界は、向こうの世界より生きる為の力が必要だから。


 体力を使いきり、身体を休めさせる間に、フィガロ邸でもらった両腕に着用している魔法具……手甲『幻魔の手甲(ファントム・アームズ)』を使いこなす為と、探索魔法で魔力を使いきるまで使った。


 フィガロが言うには、魔力を使いきり回復させる事を何度も繰り返し続け、レベルを上げれば最大魔力値を大幅に増やせるとの事。


 実際、フィガロはもともと王族に近い魔力を持ち、冒険者時代、魔道士時代と、そうやって増やしていったらしい……この事に気づいたのはレベルもある程度上がっていた後で、その時には悔しい気持ちになったと言っていた。


 だから、シヤの技術の高さに、この世界に来て新たな肉体を得て、レベルが1からとなった事を羨ましいとも言っていた。



『ファントム・アームズ』は魔力で、指先から肘までをイメージで作り、伸ばした手から最大5メートル先まで飛ばす事が出来る。

 更に、魔力で出来た幻の手は物を掴む事も出来て、幻の腕を引き戻せば……物を掴んだ先に身体が引き寄せられ、瞬時に5メートル先へ移動出来る。

 それを利用し、木の枝から木の枝へ、両腕を交互に掴んでいけば、猿みたいに空中を渡り飛んで行けた。


 他に『ファントム・アームズ』は、イメージした様に腕を何倍にも太くして、腕力や強度を強化する事も出来れば、腕の数も増やせ、魔力に属性の魔法を加えれば、属性を得た攻撃も防御も出来る……結構便利な魔法具だ。


 森林に入ってから、探索魔法で見つけた魔物を倒していったが、灰狼、ブルースライム、トレント以外に新たなに遭遇した魔物は3種……コボルトと、ゴブリン、それとレッドキャップという魔物だった。


 コボルトは、そのまま犬が人間の様に二足歩行をし、両手に様々な武器を持って、犬型の魔物ならではの素早い動きで攻撃を仕掛けてくる。


 ゴブリンは、小鬼と呼ばれ1メートルほどの身長で、腰に布をまいた魔物だ。

 魔物と戦い負けた冒険者の武器や、道具を拾って持ち、ぎこちなく使って戦う。


 レッドキャップは、ゴブリンが通常と違う特殊な進化をとげた魔物で、ゴブリンにはない赤い髪がはえ、上方に束ねられ、とんがり帽子の様に見える為、そう呼ばれている。

 進化した事で知力が高くなり、ぎこちなかった武器や、道具等の扱いも器用に使える様になる。

 知力があがれば魔法を使ってくる……なかなか厄介な魔物だ。

 一匹だけでもそれなりに強いのに、ゴブリン同様、群れをなして行動する為、見つけた時は15体もいて、スンを呼び出しともに戦った。

 この時は、いい共闘のコンビネーション訓練にもなった。



 ネーム:シヤ

 ジョブ:スライム召喚士

 レベル:10(5up)

 生命力/572(500up)

 魔命力/1122(1000up)

 筋力 /453(400up)

 敏捷力/773(700up)

 知力 /150(100up)

 器用 /351(300up)


 マスター共有スキル

 剣術[投擲術・双剣術・刀術]

 槍棍術

 体術[軽動術・心眼術・気功術・体幹術]

 格闘術[八頭古流格闘術]

 忍術[隠密術・隠蔽術・暗器術・変装術・変声術・骨格操作・新旧忍道具技術]

 観察術[予測・想像・看破・発見]

 魔力操作[身体強化・五感強化・魔力集中・武具魔装]

 鑑定魔法

 探索魔法


 吸収スキル[スンと共有]




 ネーム:スン 

 種族 :エボリューションスライム

 レベル:12

 生命力/1507  魔命力/2398

 筋力 /806   敏捷力/735

 知力 /139   器用 /373


 種族スキル

 思念通話

 核魔石素材貯蔵収納スライムボックス[6種族5素材]

 魔物鑑定録[現在6匹]


 マスター共有スキル[シヤ]


 吸収スキル

 暗視・咆哮・刃爪・牙襲・水弾・酸弾・霧幕・葉刃・蔓鞭・幻惑・隠密・気配察知・身体強化・連係・魔弾・射撃・短剣術



 こうして、フィガロの理論をもとに、森林に入っての3日間は体力の限り動きまわり、魔力を使いきって、魔物を倒してまくる行動し続けて、レベルを上げまくり、大幅に能力ステータスを高めた。


 その途中、探索魔法で多くの人間を探知した。

 半数近くは魔力値が多く、ともにいる他の者達はかなりの実力者だ。


 もしかしてと思い、スンを返還して、そこへ向かう。

 木々を抜けた先には、太陽の光が射し込む開けた草原の空き地……転移で移動した魔方陣のある……に出た。



「おー?

 広いところに出たー、……って、あれ」

 とぼけたフリをして、ローブを着た魔道士達と、同じ意匠の様々な鎧を着た騎士達を見て、シヤは確信し。

(やっぱりそうか……もう、ここまで来ていたんだ……魔道士団達。

 そして、あの男が……ディアス・マルチーノ)

 魔道士の中で、1人派手な刺繍の模様が描かれているローブを着て、1番魔力値が多い男を見て判断した。


面白い、続き読みたい、気になる、と思った方。

よろしければ、評価の星に光⭐️を灯してください。


よろしくお願いします。

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