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color   作者: 結城兎斗
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プロローグ


 僕が君に出逢ったのは、

 神様の悪戯だったのかな...



 生きたいけど生きられない君と

 死にたいけど死ねない僕



 君と僕は、正反対



 生きるために必死に努力して

 辛いことも弱音を吐かずに笑顔でいる君



 なのに、僕は...



 『君と代われたら...』



 なんて、そんな勇気無いくせに...



 死ぬ覚悟も出来ず、

 死のうとしていた僕



 君は、きっと覚悟なんて

 ずっと前からしていたんだろ?



 『死』の覚悟を...



 だから、あの時

 最期に君は、あんなことを言ったんだね...



 君からは、いろんなことを教えてもらったんだ...



 いつまでも、

 君は、僕の中で生きているよ...



 だから、この物語は

 君が『居た』っていう証



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