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追跡⑦

第83話 「追跡⑦」始まります。

 弥生の説明に納得していた余の友人達だが、だまっているもんの、疑問符だらけなんだろうな。こりゃ説明がいるかな。


 そんな事を考えていると、門衛達が弥生の後ろに整列し、その長である門衛長が、一歩前に出て挨拶する。


「お帰りなさいませ。国王陛下、由紀殿下、弥生殿下、そして御学友の皆様いらっしゃいませ。霞殿下がお待ちです」


 門衛長の言葉に、返事をしたのはマイティ・カサエルが娘、由紀・木下であった。


「出迎えご苦労、でわ皆さん参りますわよ」


 俺達は門を潜り城内へ入って行った。


「只今返りました」




 玄関先で弥生が声を発すると、奥からパタパタと雅が出てきて、俺に向かって


「ご無事の帰還嬉しく存じます殿下」


 家政婦である彼女が殿下と呼ぶのは、元太閤の俺だけだ。


「今帰ったよ」


 俺は彼女に微笑み返した。


「でわ、弥生様、由紀様、まずは着替えてからにしてくださいませ。ミセル、スマーシャー頼みましたよ。皆さん方は応接間へどうぞ」


 応接間に入ると霞が待っていた。


「お待ちしておりました。此方にお掛け下さい。わたくし弥生と藤治郎が母、霞カサエルと申します」


 何処まで話せばよいか霞から念話が届いたので、

此の者達は構わないと返事をすると、


「何時も吉政父上がお世話になってます。これからも宜しゅう頼んます」


 霞は一人一人手を握りしめていった。

次回 「追跡⑧」お楽しみに

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