新居⑤
明けましておめでとうございます m(__)m
第60話 「新居⑤」始まります。 ^^) _旦~~
余は、あの青年達と別れ、若き妻由紀と供に城内にある自宅へと向かった。
其処へ行くには、一本道で両サイドより狙えるようになっており、城内にはこの世界には無い赤外線カメラが取り付けられており、レーザー銃が完備され室内に居ながら監視と攻撃ができて、
壁上は高圧電流が流れており、飛び越えられないようになって、壁は等が滑りやすく作られている。
道中は、自動手動の切り替え式魔法無効地帯になっていて、外部からの侵入は難しい造りになっていた。
室内に入った吉政は、
「只今戻りました」
と、宣言し奥へと、入って行くと、親族が集まっていた。
その中に一人知らない者が混ざっていた。
見た目霞と変わらない歳なんだろうか、思い当たるのは一人しか居ない。霞の夫でマイティ・カサエル大公爵様の弟の公爵様であろう。
「初めまして、私木下藤次郎と申します。我が娘霞がお世話になっています。」
頭を下げる吉政に、
「初めて御意を得ます。カルロス・カサエルと申します」
カルロスも頭を下げる。
「お辞めください父上、確かに娘の夫でもあるが霞によって、余は父上の息子であります。
余は霞が幸せならそれでよいと思ってい要るし、余も楽しんでいる。是非父上の子として、扱っていただきたい。
それに横に並ぶと、余が子供みたいに周囲から見えるじゃろ。だからよいのじゃ父上。余が来たばかりに其方には苦労を掛ける。
それに、こんな立派な家の基礎を造って戴いてありがとうございます」
「厭、それはこちらのセリフで御座います。この城を造れし事は我が誉れで御座います。これで先祖に褒めてもらえます。
それに世界は違えど、まさか太閤殿下の親族になるとは夢にも思わぬ事、
殿下、厭、藤次郎よ父は其方の力になりたい。何なりと申せ、どんな我儘でも言うがよい。息子の出世を喜ばぬ親が何処にいる。彼からはもっと頼るがよい」
義息子の顔が途中から父の顔になり頼もしく思った。吉政であった。
こうして、霞の夫との会談も終わり。時間となったので、広間へと向かった。
次回「新居⑥」お楽しみに m(__)m