新居
第56回 「 新居 」始まります。
一週間前義父で領主であるマイティ・カサエルの手で、浪速の領主になり、その日のうちに国王今川氏豊によって、藤平地区と淡道を与えられ、二百二十七万石の国主になった吉政は二人で浪速にある新居予定地の門前に来て入ろうと門に手をかけると、
吉政に気付いた町民達が血相変えてやって来た。
「おい、坊主何勝手に入ろうとしている。さっさと家に帰れ」
リーダーらしき青年は吉政の襟首を掴み門から引き離すとそのまま放り投げた。
吉政はその利発そうな顔している青年を見て、ニヤリと笑うと、青年の横を通り抜け門を開けようとする。
「貴様帰れと言っているだろうが」
吉政は、怒りながら叫び捕まえようとしている青年の腕を掴むと、腰を使い彼を投げて背中を土に付けている
青年に向かって、
「邪魔すんなよ、兄ちゃんの言う通り家に帰るのだから」
青年は上から見上げる少年を見た。
そんな折、門が開き門番らしい人が出てきて、
「おい、そんな所で何をしている。喧しいぞ。
ん、松之助か」
寝っ転がっている青年は好機と思い助けを求めた。
「これはこれは勝蔵様、この少年を捕まえてください。無断で敷地内に入ろうとしています」
必死に訴える松之助の少年を掴み振り向かせた。
次回「新居②」お楽しみに ^^) _旦




