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反撃④

第46話 「反撃④」始まります。



 「童はユラ・オータムにて、カサエルの盾、そしてこの娘は五代目カサエルの剣である」


 オリベはユラの言葉に驚愕し恐れ跪く。オリベは今は亡き館長から聞いた事があった。カサエル家が領主となってから、カサエル家には旗、剣、盾、頭脳、目、顔、腕の7人がいる。

 そして、欠員になった時、当主により任命されると言う。重臣と言える存在達、オリベから見て、雲の上の存在が目の前にいる。


「ユリ様、本日は如何様な御用で?」


 恐る恐る聞いてみると、にっこり微笑むと、


「こちらで面白いことやっていると義娘から聞いての」


 ユリは扇子で吉政を指し、片膝をついている。テールに、


「ウィルソン」

「はっ

「今より童がこの盾が館長代理となる。良いな」


 今までの苦労は何だったのか、悔しさはあったが否定すらさせぬ彼女の威圧は、重臣7人衆筆頭であり初代カサエル盾の名は伊達でなく。歴戦のテールを身震いさせた。


「いや、しかし、はっ」

「では、敵本陣に皆で突っ込み敵大将を叩く。良いな」


 再び威圧を使い、周囲を制圧するが、その威圧をはねのける者がいた。


「おばちゃん、何言っているのかな」


 にっこり微笑みながら吉政はやって来た。


「おっ、おばちゃんって」


 ユリは、なんとか吉政の言葉に異を唱えようとする。


「へぇー、流石に盾て呼ばれるだけあるね。しかし勝手に将来の我が民達を作戦も無く死地に向かわせるのは感心しないね。盾はさ、攻撃を防ぐためなんだろ。何故攻めにでるの?。可笑しくない?当主の許可あるの?」


 彼女の威圧を威圧で跳ね返し、話しながらさらに威圧を上げていく。すでにテールに放った威圧の三倍にはなっている。それに伴い紫煌の輝きも増していく。

 吉政は少しずつ、さらに威圧を上げて、


「はやく、答えてよ」

「・・・」


 黙り込むユリ。

次回 「反撃⑤」お楽しみに m(__)m

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