反撃
第43話 「反撃」始まります。
いきなり現れた声の主、少年に驚いたテール達、
「貴様、我が配下と言ったか」
「言ったよ、で館長に会いたいんだけど」
と言いながら右腕を右に伸ばし、その前方にいる爬虫軍を攻撃しているが、顔と目はしっかりとテールを見ていた。
「儂は君の事を知らない。知らないから館長に合わせるわけにはいかない。話なら儂が聞くよ」
「で、おじさんは誰。余は霞・カサエルが嫡子でカサエル大公爵が娘婿の木下藤次郎吉政であるで、おじさんは誰だ」
少年の名を言っている最中から彼の威圧が上がっていき、テールはその威圧に耐えられなくなって黙り込んでいると、
「で、貴殿の名は、名無しなのか」
彼はさらに威圧を上げた。
「答えますので、その威圧押さえて頂きたい」
テールの返答に吉政は威圧を一般人並みに抑え、それに伴い楽になったテールは話し出した。
「儂はテール・ウィルソンで館長に代わり全軍の総隊長しております」
冷や汗を流しながら答えるテールは、彼の指の動きに気が付いた。指の方向が変わる度に指先が光っているのだ。
「所で吉政様先程から何をしておいでですか?」
疑問に思ったテールは、思い切って聞いてみた。
「何をって、おかしな事を聞くもんだね。総隊長なら聞く権利はあるよね。当然敵を倒しているんだよ」
平然と話す藤次郎にテールは驚き敵軍を見ると、次から次へと、倒されていく敵兵達に驚きながら、彼を見ると、こちらを見続け汗一つ掻いていない。
彼は攻撃を止め、
「総隊長、出撃許可を頂きたい。このままでは義父が来るまで持つまい」
良いのだろうか許可を出すと彼はすぐにでも行くだろう。彼の身に何かあれば、儂の責任になるではないか、
次回 「反撃②」 お楽しみに