弥生
第22話 「弥生」始まります。
私は木下昭美、木下太閤木下吉伸が娘、母は和美。天正5年結婚旦那様は七つ上で次男坊、お婿さんとして迎えちゃいました。おかげで分家として発展したよ。
あたしは子供の頃から一つ下の弟を助けたよ。何でもかんでも魔法や特殊スキルに頼っているんだから、その所為で周りのもんから化け物扱い。
限度というもんがあるでしょ。なんで、そんな力を人助けに使わないかなぁ。無駄遣いもほどがあるよ。あたしもやっちゃっていたけどさ。でも改造・改変は好きみたいだね。あたしも教えてもらって使っていたけどさ。
でもたった一つだけ言える。弟の周りは自然と笑顔が耐えなかった。そんな弟があたしはだーーーい好き。
だからこの世界に呼ぶ。
その切っ掛けは、今年の夏休み前、授業で召喚と言うのを習った事から始まった。夏休みを利用して、放課後も研究した。私の腹違いの弟を呼び出す為、強くても所詮女、今は同級生なら負けない。
私は由紀の剣、負ける事は許されない。今は全力出せなくても勝てる。其れは親友の由紀も知らない。
しかし、いずれ追い付かれる。ならばどうするか。コーチを付ける。再び与えられた人生、なんとしても達成させるその為に弟を呼び出す。弟なら私の力になってくれるはず。
そして秋、ついに完成した。あたしは、学校の校庭で召喚儀式を行った。目の前はには着物を着た男の子が居た。
もしかして間違えちゃったのかしら、そう思いながら目の前に透明のPCを鞄から取り出して鑑定した。
えーーと名前は、木下藤治郎吉政。
うん、間違いない弟だ。
あたしは久々の愛しい可愛くなった弟を抱きしめていたら、後数十秒で親友であり従姉妹の由紀が気配察知で来る事が解った。あたしは慌ててゆっくり弟を置くと戯けるような仕草をとって、やって来た由紀に向かって話し掛けた。
「由紀、どうしょう。男の子召還したみたい」
「えーー何やってんのよぉ」
後は由紀が人物調査してくれるし取り敢えず先生を呼びますか。
先生を連れて戻ってくると、いつの間にかあたしんちに連れて帰る事になった。
家に着くと霞は驚いた顔になった。
驚いている驚いている。あたしは霞を見ながら必死に笑いをこらえ、着替えた弟をあたしのベットに寝かせることになり、心配そうな表情を作り出し弟を眺めていた。
また一緒に遊ぼうね。
今、リビングにいるのです。でも、大変です。何が大変かと言うと、相打ちや知っていない事にする事がむずいです。
数日後、弟と弟の婚約者になった従姉妹の由紀、あたしの婚約者になったマートンと学校の施設の迷宮に立ち向かうことになったのですが、三十階を攻略中の事です。
目の前に隊列を組んだレベル五十のラビットマン四匹とレベル八十五のラビットクィーンがいた。
「藤ちゃん、駄目だよ。弥生、マートン、帰ろうよ」
涙目になる由紀を抱き寄せて、
「余に任せよ」
流石に我が弟だ。あたしと弟、二人で闘うと楽勝だね
でも見た感じ前世で一緒に闘った時より静よりの闘いになっているような。
「私もやろっか?」
「駄目だ。守れ」
あーー強さ見えているんだね。あーー威圧が変わったね。少し次ちゃんを見てみよう。
あたしは少し離れた弟を指でダブルクイックする。
まだレベル2かぁ。でも戦闘能力系が大幅にアップしている。これなら逆にあたし達が足手纏いになる。
「由紀の彼は規格外よ」
怖がる由紀に安心させる為言ったが、噛み付かれた。
「な・なんで解るのよ彼が来てからまだ三日よ」
そりゃあ解るわよ姉だし。
「私は彼の実の姉でもある。それは母も知らない事、彼をそして彼の父を天下人にしたのは前世の母達と私だから、彼を呼んだこの世界に、だからクイーンは任せられる」
「弥生、一体何者なの?」
少しは納得してくれたみたい。
「弥生その話はあ・と・で」
でも、どうしょう何言えばいいのかな?
次回「今は無いです」お楽しみに。