困惑する藤治郎②.
今年もよろしくお願いします。
第139話 「困惑する藤治郎②」始まります m(__)m
東国遠征を小里田に言ってしまった藤治郎は、五人の前にして深々と頭を下げた。
「みんな、すいませんでした」
帰って来るなり、いきなり謝罪する藤治郎を見て、
「一体何があったのですか?まずは座って落ち着きましょう」
スペンサー先生は、一同の代表として、そして教師として、藤治郎に問いかけ、机のある場所に誘導した。
皆が着席すると藤治郎の話出すのを待った。
藤治郎はゆっくりと話し出す。
「よくやった藤治郎売られた喧嘩はかわなきゃ・・・」
話の途中でスペンサー先生の手刀が、ロバートの頭上に振り落とされ雷が落ちる。
「何言ってんの。取り敢えず繖城に帰りましょう」
手を叩いて微笑むエミリーに藤治郎は我に返る。
「でわ、先生は毘天寅美軍を本国へ送って帰城、ミツエは海上軍の将を連れて帰城、弥生は亀塚の将を連れて帰城、余は由紀とロバート彦山へ向かい帰城する。繖で会おう」
その言葉を聴いて、エミリーと弥生とミツエは、消えていった。
藤治郎は、宿屋の主人に代金を支払うと、彦山へ向かい義父に会い主なった将を引き連れ繖城に戻り大広間にはいると、壇上中央に座った。
「皆の者、今戻った」
藤治郎は声を張り上げた。目の前には由紀以外の将が揃っていて平伏している。
が、 何故かそこに毘天寅美と小里田信政がいて、城にいるはずのリュカ・ヘンリーがいてその隣は ん、誰だ。
藤治郎はいつものように鑑定すると、森妙と名前が表示され
備考欄に 異世界の毛利妙と書かれていた。
藤治郎は頭を抱えた。
次回 「東国遠征!?」お楽しみに m(__)m