進軍⑭
第137話 「進軍⑭」始まります。 m(__)m
「そんじゃ、食べたし行こか。あ、そうそう弥生ハイ」
藤治郎は一仕事終えた弥生に紙袋を渡す。
「何是」
「そこの茶店で買った団子」
「ありがと、食べるね」
「ゆっくり食べなよ。慌ててもいい事ないよ」
弥生は藤治郎の言葉通り、一気に口に掘り込みゆっくり食べるのであった。
「そんなにほり込んでどうすんの。団子は逃げないよ」
由紀の言葉に弥生は、
「・・・・」
「食べながら話すのはやめなさい」
弥生はスペンサー先生に叱られ、大人しくゆっくり食べ終えると、
「ごちそうさまでした」
と言い。其れを聴いた藤治郎達は、城の門に近付きバックから立て札を取り出すとその場に突き差した。そしてその場を離れ、さらに東に向かった。
何泊かした後、漸く関を通り抜け、見渡しの良い峠までやって来ると、
「さて、敵地に入ったし一気に目指そうか」
藤治郎はそう言うと、何回か見える所の遠くて高いところまで高速移動した。それを数回繰り返すことによって、セントラル魔王城の門が見える所まで来ていた。
次回「?困惑する藤治郎」 お楽しみに m(__)m