表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/143

進軍⑦

第130話 「進軍 ⑦」始まります m(__)m

 大蛇を漁師からそらしたのは良いが、領内の兵が来ない。このまま大蛇が接近すれば嘆くのは領民だというのに、儂らを南寄り来させない為に兵を割けないのか?いや警備兵すら来ない事が可笑しい。


「しゃあない。倒すか」


 浜辺で藤治郎は、火魔法が効かない大蛇を迎え撃つ為、刀に手を添えた。

 

 後ろが騒がしいが、今は目の前に集中するか。


 大蛇は尻尾の方を海中に残して立ち上がると、藤治郎に牙を剥くべく鋭い眼光を放つ。


「空刃一閃」


 藤治郎は抜刀しながら空気の刃を作りその刃を飛ばし斬りつけた。これは前世の父である吉伸の得意技であり直伝でもあった。その空気の刃は真っ直ぐ大蛇に向かって飛んでいく。

 大蛇は尾で水飛沫を上げ壁を作るが、空気の刃はその壁を切断し、勢いは墜ちたが、大蛇の腹を抉り彼方へ飛んでいった。

 腹部で真二つになった蛇は大きな飛沫を上げながら墜ちていった。


 藤治郎は刀を鞘に戻すと振り返り、観戦していた町民達に大きく手と腕を振ると、大歓声と供に町民達が走り、近付いてきた。その先頭を走っていたのは。弥生であった。


「藤ちゃーーーん。おめでとう」

「藤治郎様、流石です」


 喜びの声を上げる仲間達だが、ここでは禁句の言葉が聞き取れた。


「陛下、心よりお祝い申し上げます」


 藤治郎は咄嗟に陛下と呟いたロバートの頭に、手刀を浴びせた。

 頭を抱えるロバートを無視して、隣の男に声掛けた。


「怪我はありませんか」


 藤治郎の問いに、ロバートの言葉を聴いていたのだろう。男は砂の上に伏すると、


「もったいなき御言葉、私みたいな者をお助けいただけた事、心よりお礼申し上げます」

「いえいえ、職紹職員として当然の事したまでです」


 藤治郎はそう言うと懐から階級カードを提示した。示したカードは最上級カード、王族でも命じる事ができないとされている。藤治郎自身カードが無くても最上位の地位にいるのだが、他国の王がそれを認める事はしないだろう。したら配下になる事を意味をなすからだ。階級カードの事はそこそこの民ならだれでも知っているだろうと思われる世間の認知率83パーセントを誇る階級制度だ。

次回 「進軍⑧」お楽しみに m(__)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ