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魔王軍を叩け⑧

m(__)m

題122話 「魔王軍を叩け⑧」始まります  m(__)m


 北東に針田権六家勝、南東に悪山次郎政秋を、室都に通じる北西に義弟のでありペットのムシュを、西にマイティ・カサエルを配置、そして南に藤治郎と巨大な鶴翼の陣になっている。

  数の差はあれど魔王軍を中心に包囲網を引いている。その円は、それぞれが行進している為小さくなっていく。

目視で確認できる状態までくれば逃げ道など無いだろう。

 個別撃破があると思いがちだが、それぞれに弥生、スペンサー、ムシュ、ミツエそして藤治郎と言う一人で街すら壊滅することのできる過剰戦力が常軍している。

 鬼族とて敵う筈がない。しかし、プライドが邪魔をして挑もうとする。頭成茶々政教もそうだ。未だに室都へ向かう事を前提として行動する。


「羽田孫四郎様からの伝言です」

「前方より敵カサエル家総数二万五千、南方左より敵五万確認」


 政教はうんざりしながら報告を聞いた。


「孫四郎に伝えよ」


 と言った時、別の者が来て、


「後方より攻撃、旗からして、針田権六家勝様と大井五郎信直様と思われます総数三万」


 


「あいつらぁーー謀りおったかぁ全軍反転、まずは針田と大井を討ち取ってくれる。孫四郎は西と南の敵を防げと伝えよ」







「ほう峠を封鎖してから大きな花火を打ち上げよった」


 藤治郎は、右手前方の山麓に見える旗を見て、筆頭家老のカールに感想を漏らした。側にいたロバートは何故か冷や汗を掻いていた。

 藤治郎は後ろを振り向き、


「そうそう、スペンサー先生からの伝言があるこの徐軍は授業の一環である。レポートの提出してもらうからな。だそうだ」


 生徒たちは愕然とした。


「さて我らも動くか、ウォール、母上、生徒の事たのんだぞ」

「はい、お任せください」

「褒美はいつものでいいわよ。御武運を」


 そういって二人の女性は藤次郎を送り出した。

次回 「魔王軍を叩け⑨」お楽しみに m(__)m

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