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魔王軍を叩け

アップ出来てませんでした m(_ _)m


第115話「魔王軍を叩け」

 瀬上に布陣して一刻、目の前に現れた魔王軍は丸に九の旗、丸に抜け十字など、多種の家紋が並び人族も多数いるが、将は

二回りも大きい鬼族。

 マイティ・カサエルは身震いをし姪の弥生に声掛ける。


「さて、こやつらを壊滅させろとの命だが、準備をしておけよ弥生」


 全軍の前まで出ると、敵将に叫んだ。


「魔王軍と御見受け申す。わしは秋津大帝国の大公爵にてマイティ・カサエルと申す。この軍の大将と話がしたい」


 すると大将と思われる豪華な鎧を着て、金棒を持つ鬼が現れた。


「我はこの軍をまとめるムータカ・ウェーブンと申す。道を開けよ。開けるなら良し開けぬなら無理にでも通るまで」

「これより先は古都である。大多数はまかりならん三名なら許可しようではないか」

「其方の許可などいらぬ。我は我が総大将に従うまで、解ったなら道を開けよ」

「あい解った。ならば戦うまで」


 マイティ・カサエルが背を向けると、魔王軍は矢を放ってきた。しかし、矢は彼の数間の所ですべて止まり落ちる。

 そのうちにマイティは陣内に戻りこむ。


「皆の者もっと打ち込め」


 ウェーブンの大声が木霊するが、矢は陣内にも届く角度で放たれるが総て途中で止まり落ちる。


「流石、カサエルの盾だよね」


 弥生が視線を送り呟く。その先にはユリ・オータムが防御魔法を駆使していた。


「伊勢、じゃ行ってくるわ」


 ミツエが捨て台詞と供に陣幕から出て行った。

 相変わらず御転婆娘なんじゃから、まぁあやつの娘なら納得かぁ。

 マイティは孫を見目になり微笑んだ。

 敵は二十万か何処まで減らせるやら。

 ミツエのさらに前方の鬼達を見た。そして視線をミツエに戻す。

 彼女は左腕を伸ばし掌を伸ばしている。

 掌から出た炎は滝のように流れ敵陣に降り注いだ。

 腕を下ろすと陣内に戻ってきた。


「久々だから疲れたわ」

「ミツ姉あれどうやって消すの?」


 弥生の指差す方向には野なのだが山火事の如く延々と燃えている。


「んーーとね、燃えるものが無くなったら消えるよ。心配は要らないよ敵陣から出ないから、でも今は様子見かな範囲に入ったら総て燃えるから」


 さらっと怖い事言ったような 。うん気のせいだ光江殿の言う通りここは見ているとしょう。

 マイティは現実逃避していた。

次回「魔王軍を叩け」 お楽しみにm(_ _)m



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