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内戦?から戦争へ ⑩

第112話 「内戦?から戦争へ ⑩」 始まります。

 鋒矢陣を敷いた藤治郎は、先頭で自軍の方を向き言い放った。


「よく聞けぃ。敵は昨日とまでとは違う長蛇陣であり、A級魔物である。一体一体確実に仕留めながら壊滅させる。そしてこの軍の総指揮官として我でなく霞・カサエルとして皆は大公爵に従え、そして我と供に特攻する者として呼ばれた者は前に出ろ。まず弥生・カサエル、由紀、ミツエ・オーマ・エスピノ、カール・ティラー、ユリ・オータム、エミリー・スペンサーと学園隊だ。でわ霞頼んだ」


 藤治郎は特攻隊の者達を引き連れ、陣から先三十メートル離れると、準備運動をする。


「さぁ、暴れるかぁ。弥生、光江の二人は先行してくれ、後の者は取り敢えず我と行こうか」


 藤治郎は呪文を唱えだした。


「我求む魔法の力を、水を大地に空に風をに、天空に輝く星のように、信じる心を此の胸に纏え、我が聖なる甲冑」


『ラクシュいけるか』

「Mấy giờ rồi?」


「私達もやりますか」


 弥生もそう言って、緑色に輝く聖甲冑を身に纏うと、光江も赤く輝く聖甲冑を纏う。

 先陣の本陣では、前方に輝く三種の光に見とれていた。


「炎球」

「豪風」



 光江は前方に顔位の二十個の炎を作り、弥生が風を送る。それらが敵陣まで行くと、


「「合併」」

「「増幅」」



 二人の掛け声で小さな炎の竜巻になり、さらに巨大化していく。竜巻は敵陣を蹂躙あらゆる物を燃やし巻き上げていく。


 半刻過ぎた頃には、先行隊の活躍でA級魔物でさえ、原型が解らないほどなっており魔物隊の殆どを屍化していた。

 後残すは本陣にいる。ミノー、ビックコング、スケルトンなどのジェネラル。そして藤治郎が危惧した通り各種のキング、この隊の大将であるスケルトンのエンペラー計二十五匹のみである。

 一尾あたり軍討伐又は職紹九のパーティーが討伐すべき案件であるS級魔物ではあるが、ここには、陸戦魔導師の弥生と光江がいる。我らは解体と運搬をすればいい。

 余も安心はしていたが、東の空から黒い陰が出来来ている。

次回「内戦?から戦争へ⑪」お楽しみに m(_ _)m

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