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内戦から?戦争へ④

第106話 「内戦から?戦争へ④」始まります。

 城内から出て来た侍が藤治郎の前に躍り出た。


「我が配下をよくも殺ってくれたな。儂らはずーとここを守ってきた。

 今更来た奴に大きな顔されても儂らにも意地がある。 ウィルソンとか言う奴が此処に来なければよかったのよ」

「そうか、解った。今日の所は帰るわ。

 そうだ。此奴と供にいたくない奴は今日中に去れ、猶予をやる有り難く思え、反逆し共。

 マークよ、援軍は来ぬぞ。今降伏すれば許そうぞ、まぁ罰は与えるがな」

「貴様、さっきから上から言いやがって餓鬼が」

「そうそう名乗ってなかったな。余は・・・」

「余だと」

「余は秋津大帝国、国王、木下藤治郎吉政である」


 知らぬ事とはいえ、マークらは驚き、配下の一部は聞き覚えのある名に震えた。絶対的強者の名に。

 彼らは聞き覚えはあるだろう。先の戦で名を叫びあったのだから。


「マークとやら、どうするのじゃ」


完全に繊維の無くなったマークは、土の上にいる事忘れて土下座した。配下の者もマークに見習いも土下座する。

 後ろにいたロバートは片膝を立て服従を誓った。

 それに気付いた藤治郎は声かけた。


「ロバート、何やってんの」


 見上げたロバートは、驚愕した。先程と打って変わっていつもの愛らしく可愛い憎い顔になっていたからだ。


「知らぬこととはいえ申し訳ございません」

「「「申し訳ございません」」」


 マークは謝罪し配下の者も復唱した。


「では、処分を言い渡す。その方らに此度の戦先陣を申し付ける。詳細は後程ウィルソンより聞くがいい」


 マークらは絶望感を味わっていた。相手は魔物達、死罪を言い渡されたに等しかった。


次回「内戦から?戦争へ⑤」お楽しみに m(__)m

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