表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秘密~異世界ハーフの受難~  作者:
1章:始まりの落下
8/26

さぁ、どうする!

少し短めです。

 こちらにいる兄三人を一言で表すと華麗。父親譲りの美貌に白金の髪、そして紫紺の瞳。それぞれがタイプの違う美男子。


 長兄はニメートルを超える長身で目つきが少々鋭い。でも笑うととても可愛い。私は、笑ってる顔しか余り見たことがないけど、仕事ではいつも険しい顔なのだと三番目の兄は言っている。ちなみにもう分かっているだろうけど、シアン侯爵というのが長兄ね。


 次兄はまさしく貴公子。涼やかな目元に中性的な美貌。その容貌に相応しい笑みをいつも浮かべている。が、性格はきつい。身内以外には毒を吐き続ける。見かけに騙され近づき凄まじいほどの拒絶を受ける女性が後を絶たない。ちなみに私が苦手なのがこの兄だ。他の兄達からすれば一番可愛いがっているらしいけど嘘だと叫びたい。あっ、仕事は外交官です一応。あと、さっきから言っている悪魔っていうのはこの兄ね。


  三番目の兄は……何というか軽い?他の兄達とは違って話やすいし好きだけどね。ただ、この兄が近い将来シアン領軍のトップになることは、ちょっと不安。まぁ、関係ないからいいか。


 そんなシアン領の顔とも言うべき三人が皇国軍施設に事前の通告なく軍艦を乗り付けるなんて異常だ。ただでさえ父の時代から主家である皇家との関係が微妙なのに。一応、非公式のとは言え妹を保護する為と言えば聞こえはいいけど。でも、非公式なんだよ!?というかばらしちゃ駄目でしょ。世間にひた隠しにしてた真実がばれちゃうでしょうが。


 そんな訳で只今トリアの協力の元、隠れてます。彼女の部屋にある衣装部屋に。ふっ、皇女様の超プライベート空間に無断で踏み込んでこられまい。ここから高みの見物をさせてもらうよ。トリア達にどう説明するか聞かせてもらおうじゃないか。


 衣装部屋に一緒に運んでもらった鞄からある物を取り出す。ソフトボール大の水晶玉。これは、とある世界の魔術師ギルドが作った遠見用の玉なのだ。ある仕事の依頼で報酬としてぶん取った、ではなく頂いた特別な品でかなりの精度で見たい場所を映し出してくれる。


 「さぁ、見せてちょうだいな」

次回は、主人公以外の視点です。誰にしようか、やっぱりトリア?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ