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作者: nibesaku


停止中の電車にて、窓に飛んできた小型の虫がいた。

足を引っ掛ける段差がないのか、右前足をいじいじと窓にやっている。

その様子をじっと見ていた。

電車が動き始める。

ゆっくりと加速していく電車は、やがて先行していた赤の軽自動車を追い抜き始める。

それでも虫は、右前足をいじいじとしていた。

虫の体は風で小刻みに揺れ始め、このままだと飛ばされるだろうなぁと暖房の効いた車内で思っていた。

窓から差し込む太陽の暖かさが心地よくうとうとしていたら、いつの間にか虫はいなくなっていた。

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