表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇と光  作者: 上鍵心之輔
13/44

13

「それで、これはいつまでかかるんですか?」「約12時間だ。」「じゅ、12時間…」

僕は驚いた。

軍に入るだけに、ここまでがんばる必要はあるのか?

「それが入りたい人はたくさんいるのですよ。無論、報酬のためだ。」手下が短く説明してくれた。

「と、いうことだ。」そう先生が言うと、手下が口出しをしてきた。

「王様、私の考えを自分が考えたように言わないでください。」

「す、すまん。」王様も言い返さなかった。


それから20分が経つ、皆が終わりまでたどり着いた。皆はへとへとだ。「それで、次は何ですか?」ガーネさんが王様に聞いた。

「次は矢を打つやつだ。」「矢を打つやつ?」僕は質問したが、彼もいそんなにわかっていないらしく、「まあ見てろ。」と素早く言ってきた。

まるで、こういっているかのようだった。

これ以上に質問をしてくるな。

「それでは弓を持て!」皆は手に弓を持った。

前に魔法で簡単にレースをやり終えた人はまた魔法を使いだした。

彼は、弓を持ち、矢を放った。

だが、放つときに、何かの魔法を言うと、矢が曲がり、的のど真ん中に当たった。

それから、すべての矢をど真ん中に命中させ、弓の方に入った。

ほかのひと達は少し大変そうだった。

「皆どもよ。少しヒントを差し上げよう。」王の手下が、地面に飛び降りて、弓矢を手に取った。

彼は普通なら届かないはずの的を狙おうとした。ほぼ300mほどはある。「重心はがどこにあるか、矢の向き、想像力、集中力。その4つさえできればこのように…」彼は矢を上の方に飛ばし、弓をおろした。「ど真ん中に当たる。」矢は、的のど真ん中に当たり、突き破った。

「構えてみろ。」皆が構えると、一人一人、見て、直していった。

僕はあることを不思議に思って、質問した。「これはテストなのでしょう?なぜ助けるのですか?」「皆を守るためだよ。」「?」僕は意味が分からなかった。「どういう意味ですか?」「弓矢は遠距離攻撃がメインだ。だが、刀などで向かい打つと、必ず切り捨てられる。」「それでは魔法使いになればいいのでは?」

すると、王様はトンと手を叩いた。「その方法があったか。ちょっと来てくれ。」手下が戻ってくると、こそこそと何かを言っていた。

「よし、すべてが当たった人と当たっていない人で分かれろ!」皆が分かれた。

「それでは当てることができなかった人!この岩に魔法をかけろ!壊せた人が次に行くことを許可する!」皆は自分が持っている一番強い魔法をかけたが、びくともしなかった。

「ちょっとトイレに行ってきます。」僕は席を立って、塀の反対側に飛び降りた。

「それでは始めるか。」僕は体にシャドウボディと右目にブラックアイを使い、左目は最近覚えたシャドウクリエイターで、どうアイのような火を作り、隠した。

僕はわざと壁をダークネスソードで壊した。勿論正体はガーネさんとお父さんしか知らない。

「お、お前は誰だ!」王様は驚いたが、お父さんが「止めなさい」と、止めた。

お父さんの顔は少し面白がっていた。「いったい彼は何をするのか…」スタジアムは静まり返った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ