8*台湾の朝ごはん:その④「お粥、焼きそば、その他」
台湾の朝ごはんについて、➀から③まで代表的なものを書いてきました。今回は、「こういう朝ごはんもあるよ」というものを、思いつくままにご紹介したいと思います。どの店でも食べられるというわけではありませんが、見つけたらぜひトライしてみてください。
■お粥/ヂョウ
香港だと「朝はお粥」という感じなんですが、台湾では意外と少ないんです、お粥の専門店。台湾人に聞くと、朝だけでなくランチや夜食としても食べられているそうで、旅行中に食べ過ぎて(私のことよ笑)胃を休めたいときにはありがたいですね。
■焼きそば/チャオミェン
これは、台中でよく見かけました。「朝から焼きそば?」と思うかもしれませんが、意外といけます。ほぼ具材が入っていない麺だけのような焼きそばが多く、既にパックになっているものを買って会社で食べるのが現地っぽいです。
■飯糰/ファントゥアン
台湾式おにぎり。お歳暮のハムのように、大きくてずっしり重たいので食べ応えがあります。中に肉髭(ロウソン)という甘い肉そぼろが入っており、これが苦手という人もいるようですが、巻き寿司の桜でんぶっぽくてミズカミは好きです。
■蘿蔔糕/ローポーガオ
日本語で言うと、大根餅。メインというよりも、何かのおかず的に食べることが多いです。甘いタレがかかっていることがあるので、いらない場合は「不要(ブーヤウ)」と言いましょう。
■涼麺/リャンミェン
これも台中と台南でよく見かけました。日本の冷やし中華みたいに具だくさんではなく、せいぜいキュウリが乗っている程度。キンキンに冷えていない店も多いです。当たり外れが多い(笑)ので、現地人の口コミが重要です。
■麺線/ミンシェン
ミズカミの大好物。とろみのあるかつおだしに、短いそうめんのような細麺。それをレンゲでハフハフ食べます。具は蚵仔(オア/牡蠣)や大腸(ダーチョン/モツ)が一般的。ミックスの場合は綜合(ヅォンフー)と言います。
■刈包/ガーバオ
豚の角煮を挟んだ中華バーガー。ピーナツの粉や香菜などが入り、小さ目ではありますが、がっつりお腹にたまります。屋台や夜市でよく見かけますが、最近はお洒落系の刈包を出す店も多くなってきました。
■粽/ツォン
ちまきです。粽子(ツォンズ)とも言います。お店によって味がかなり違い、台北ではそのまま出て来ましたが、高雄ではピーナツの粉と甘いソースがかかっていました。地域により巻き方や食べ方がいろいろあるようですね。
■麺包/ミェンバオ
パンのことを麺包と言います。看板にこの文字があれば、パン屋さんです。菓子パンや食事パンなど色々。ちなみにトーストは吐司、ハンバーガーは漢堡です。ミズカミは甘い台湾マヨネーズのかかった「ネギパン」が大好物です。
■カフェ&コンビニごはん
日本と変わらないカフェ飯、コンビニ飯が食べられます。中には豆漿や蛋餅など、台湾ならではの朝食メニューを置いているカフェもあるので、あちこち巡ってみるのも楽しそう。ただし、昔ならではの店に比べるとお値段は高めです。
以上、4回連続で台湾の朝ごはんを語りました。まだ足りないのですが、怒られそうなのでやめときます(笑)ミズカミ自身は、圧倒的に豆漿屋で食べることが多いです。たまにローカルの方と相席になるのも楽しいですよ。