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3*冬の京都で食べたい! 熱々グルメ3選



 ミズカミは京都が大好きで、あちこちのお寺や骨董市を訪ね歩いております。美味しいものも多くて、食欲も物欲(仏欲?笑)も毎回フルスロットルです。京都ってガイドブック以外の部分が面白かったりするので、裏通りの名店を発掘する楽しみがありますよね。


 京都グルメというと、懐石料理や湯葉、湯豆腐、和の甘味などをイメージする方も多いでしょう。確かに、京都には創業100年を超える老舗や、数々の著名人が訪れる隠れ家、観光客のハートをつかむSNS映えのお店がどっさりあります。


 でも、そうそう諭吉が束で飛んでいく店や、紹介でないと入れない店、何時間も並ぶ店にばかりは行けないですよね。そこで、頼りになるのが地元民。京都在住の友人たちに、お財布にやさしく美味しいお店を教えてもらっています。


 今回はそんなミズカミが、冬の京都で楽しみにしている熱々グルメを3つご紹介します。冬に京都観光される際はぜひご参考に。



 1・白味噌のお雑煮


 お雑煮は土地によってそれぞれの味わいがあります。京都を含め、関西地方はだいたい白味噌仕立てで、お餅は丸いのが入ってます。関西以外では食べる機会がないでしょうから、ぜひ旅行ついでに一度召し上がってみてください。


 旅館や高級な料理屋さんですと、お正月の三が日だけというところが多いですが、「冬はずっと提供してます」「年中メニューにあります」という店も、探せばけっこうあります。このエッセイでは、具体的な店名は控えているので(※理由は後書きにて)伏せ字で申し訳ないのですが、羊羹で有名な老舗の虎〇さんとか、油取り紙で有名なよ〇じやのカフェとか(伏せ字の意味なし笑)でも、お正月は白味噌雑煮を特別メニューとして提供しているようです。


 2・からしそば


 京都の町中華には、ちょっと独特なメニューが多いんですよ。その中でも、ミズカミが大好きなのが「からしそば」。文字通り、辛子(マスタード)がガツンと入った、熱々のあんかけそばです。具材やあんかけのとろみに店ごとの個性があって、中には麺に辛子を練り込んだものもあります。


 一口食べると、数秒後にツーンと鼻の奥に刺激が突き抜けて、ハフハフ麺をすすっている間に汗びっしょり。お酒を飲む方は、締めにしてもいいですね。ちなみに同じ辛子つながりで、鶏の揚げ物に甘酢っぱい餡をかけた「からし鶏」というメニューもあり、これがビールに良く合います。なお、これらはどこの中華料理店にでもあるというわけではないので、行く前には下調べをすることをおすすめします。


 3・蒸し寿司


 寒くなると、どこからか漂ってくる甘酸っぱい香り。「ああ、もう蒸し寿司の季節か」と思います。関西ではちらし寿司のことを「ばら寿司」と言いますが、それをせいろでふわっと蒸しあげたのが蒸し寿司です。薄味の寿司飯の上に、錦糸卵や穴子、えび、椎茸の煮つけなどが乗って、とてもやさしいお味です。


 多くの店ではお持ち帰りもやっていますが、やはり蒸し寿司は蒸したてが最高ですので、店内で食べるのがおすすめです。蒸し寿司はどちらかというと高級寿司屋さんではなく、昔からある街角の寿司屋さんの季節メニューですね。そういうお店では、夏は箱寿司(押し寿司)が人気商品で、小ぶりなお寿司を並べたモザイクみたいに美しい模様はお土産にも喜ばれます。




※移転、閉店、メニュー変更などがあるため、このエッセイでは基本的に文中に店名は出しておりません。ご了承ください。

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