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14*ドイツの冬を彩る「ヴァイナハテン・マルクト」



「Frohe Weihnachten(フローエ、ヴァイナハテン)!」これは、ドイツ語でクリスマスの挨拶です。ヴァイナハテンというのがクリスマスを意味し、ドイツ国内では11月の末から各地で「ヴァイナハテン・マルクト(クリスマス・マーケット)」が開かれます。


 この時期は、デパートや商店などが可愛い飾りつけになって、ワクワクするのですが、マルクトはさらに煌びやかで童話の世界。昔アメリカ人を祭りの縁日に連れていったら、興奮してはしゃぎまくるので「なんじゃ?」と思いましたが、今ならその気持ちがわかる(笑)。


 もちろん、マルクトにはグルメ屋台もいっぱいです!ミズカミはベルリンとハンブルクでマルクトを経験しました。その際に見かけたマルクトの美味しいものをご紹介します。



☆ブラートヴルスト/Bratwurst

 ザ・ドイツの味、焼きソーセージです。様々な種類のソーセージを大きな網の上で焼いていて、見るだけでヨダレが出そうです。ベルリン名物のカリーヴルスト、ハンバーグみたいなフリカデレもたまに見かけます。


☆グリューヴァイン/Glühwein

 スパイスの効いたホットワイン。たいてい容器代込みで、返却するとお金を払い戻してもらえます。可愛かったので、ミズカミは持って帰りました。リンゴ味のBratapfelやザクロ味のGranatapfel、北欧風のGlögiなどのバリエーションもあります。


☆ゲブランテ・マンデルン/Gebrannte Mandeln

 ローストしたアーモンド。外側にカリカリした飴状の砂糖がついています。ヴァイナハテン・マルクトの定番です。かじりながら歩くのがいいですね。


☆レープクーヘン/Lebkuchen

 これも定番中の定番。ナッツやスパイスを混ぜたクッキーの一種で、ナッツが25%以上という決まりがあるそう。チョコやアイシングで可愛い模様が描かれています。似た名前のレイベクーヘン(Reibekuchen)は、じゃがいものお焼きなのでお間違いなく♪


☆ポメス/Pommes

 日本で言うところのフライドポテト。ドイツでは料理に山盛りついてきます。中にはソースを選べる店も。ベイクドポテトを売る屋台も多くあり、じゃがいも料理だらけ。イモに賭けるドイツ人の気合を、ひしひしと感じられます(笑)


☆フラムクーヘン/Flammkuchen

 ミズカミの大好物。極薄のあっさりしたピザのような軽食です。アルザスなどフランス語圏では、タルト・フランベと名前が変わります。


☆ハイセ・マローネン/ heiße Maronen

 焼き栗です。ただ焼いただけなんですが、素朴で美味しいです。熱々を懐に入れて歩けば、カイロの代わりにもなります。


☆シャンピニオン/Champignons

 シンプルな焼きマッシュルーム。スパイスやソースがかかって、たこ焼きみたいでした(笑)他にも野菜のグリルを置いている屋台を見かけました。


☆フラムラクス/Flammlachs

 鮭を豪快に炙ったもの。「これ絶対日本酒やろ」と思いつつパンに乗せて食べました(笑)揚げた魚や海老も売ってました。こういうのはハズレがないですよね。


☆その他のアルコール類

 グリューヴァインは甘いので、ミズカミはもっぱらビールを飲んでいました。驚くことにビールもホットがあります。まあ、日本も熱燗ありますしね。甘いのが好きな人は、フルーティーな卵酒みたいなプンシュ(Punsch)や、スパイスの効いたイェーガーティー(Jägertee)も試してみてください。



 ちなみに日本でも人気のシュトレンは、私の行ったマルクトでは見かけませんでした。お菓子屋さん、パン屋さん(分類でいうとパンだそうです)などには必ずあります。なお、発音はシュトーレンではなく「シュトレン」です。トーと伸ばすと英語のstolen(盗まれた)に聞こえるので、現地ではちょっと気を付けた方がいいかもしれません。


 それでは皆さま、良いクリスマスを。Frohe Weihnachten!




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― 新着の感想 ―
[良い点] ドイツ、いいなあ! 憧れの地のひとつです。 以前BSでドイツのクリスマスシーズンを放映したものがあって、そこでぐんぐる巻きのソーセージがじゅうじゅう焼かれていました。マルクトだったのかな?…
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