13*せいろで蒸したら、スーパーの肉まんが別物になる
肉まん、豚まん、中華まん。呼び方は地方によっていろいろ違うようですが、この時期コンビニなどで、つい買ってしまうホカホカのおまんじゅう。皆さん、お好きですか? ミズカミは大好きです!
ただ、長い間スチーマーで蒸されていたものや、レンジで温めただけのものは、いまいち皮のフカフカ具合が納得いかない場合が多いです。そこで、ミズカミは中華せいろを使って蒸しています。スーパーで売っている普通の肉まんが、びっくりするほど美味しくなるんですよ。
蒸し器は様々なタイプのものが売られています。その中でも、せいろは上蓋がメッシュになっているので、水滴が落ちてくることがありません。そのため、ふっくらしっとりしながら、水っぽくなる心配がないのです。蒸しパンや蒸し野菜など、あれこれ使えるのでおすすめの調理器具です。
また、せいろ蒸しにすると、さつまいもやかぼちゃなどが甘くなります。これは、芋類に含まれる甘みの成分が、ゆっくり加熱されるほど強い甘みに変わるからだそうです。石焼き芋など、じっくり熱すると甘くなるのはそういう理由なんですね。
なお、使い方はカンタン。お鍋にお湯を沸かすだけ。その上に水で濡らしたせいろを置いて、蒸したいものを並べたらOKです。あとは勝手に湯気が美味しく調理してくれます。もし、お鍋とせいろのサイズが合わない場合は、リング状になった「台輪」というものが売っていますので、それを使えば安定します。
せいろの良いところは、上に重ねて置けるところです。ミズカミは2個を重ねて使うことも多く、下でさつまいも、上で野菜蒸し、などという風に二品を一気に作ってしまうこともしばしば。冷蔵庫の残り物の片付けにもぴったりなので、かなり活躍しています。
また、カロリー制限している人にも、油を使わず調理できるせいろはおすすめです。菜っ葉をお皿に並べて、下味をつけた魚の切り身や肉を並べれば、蒸すだけでヘルシーな一品の出来上がり。ミズカミもダイエット中は、せいろ蒸しにぽん酢でカロリーカットをしています。
また、蒸しパン的なおやつを作るときも、せいろならスピードクッキングが可能。自己流ですが、ゆるめに溶いたホットケーキミックスに重曹(ベーキングパウダー)を少し入れ、ナッツやレーズンを混ぜ込んだタネを、蒸し器でふっくら蒸しあげます。混ぜているうちに湯気が上がってくるので、後は放り込むだけというワイルドさも、ミズカミの野生の血が騒ぐポイント(ずぼらなだけです笑)
友人夫婦はキャンプにも持っていっているようです。お湯を沸かすだけで、ウインナーや野菜など、次から次へと調理できるので、荷物が少なくていいとのこと。電気の要らないホットプレートみたいな感覚でしょうか。
ちなみに、我が家でもっとも最近作ったせいろ料理は、中華風の茶わん蒸しです。平たい鉢の底に、ひき肉に白菜を入れて練った肉団子のタネを敷き(餃子の余りを利用しました)、その上から斜め切りのネギと細かく切った香菜(パクチー)の茎、そして上からスープ3溶き卵1の割合で作った卵液を注ぎます。
湯気のガンガン立ったせいろで、強火3分、中火で7~8分。竹串を刺して透明な汁が出てきたら出来上がり。とろ~り餡をかけて香菜をぱらり。食べるときは豪快に底から掘って、肉とプルプルを一緒にどうぞ。ミズカミはこいつでビールを飲むのが大好きです!