12*ケチなので、りんごの皮は冷凍しておきます
一年中スーパーに並んでいる「りんご」ですが、旬の時期は夏の終わりから晩秋にかけてだそうです。ミズカミは秋から春は1日に1個、それ以外でも週に2個くらいりんごを食べるリンゴスキー。バナナやみかんも好きなので、家族からは「ゴリラかよ」と言われています、ウホッ♪
南北に長い日本列島では、なんとなく南西がみかんエリア、東北がりんごエリアっぽいですよね。栽培に適した年平均気温が6~14℃らしいので、やはり寒い地方の果物ということでしょう。
以前、青森に旅行した時、弘前でアップルパイ巡りをしました。市内に何十軒もパイ自慢のお店があって、観光局ではアップルパイMAPがいただけます。りんご好きのパラダイス!そして、エキナカにはシードルが飲めるバーもあり、もちろん飲み比べをしましたよ。すごく美味しかったですが、意外と度数が強いので、お酒に弱い人は要注意です。
さて、やっと表題の「りんごの皮」に入ります。ミズカミはもっぱら丸ごと食べるので、皮を捨てることはありません。ただ、お客さまのときは皮をむいてお出ししますし、お菓子に使う際も皮が不要な場合があります。
こういう時、持ち前のモッタイナイ精神が疼くのです。「何とかならんか?」と。 そこで考え付いたのが冷凍です。適当な大きさに切って、ラップに1回分ずつ包んで冷凍しておき、紅茶のポットに放り込んでアップルティーにしてしまいます。
かの昔、銀座のティーサロンでいただいたフルーツティーは、美しくカットした生の果物で紅茶にフレーバーを移していましたが、家で飲むなら皮で十分。カップに注げば甘酸っぱい香りがふわっと立ち上って、贅沢な気分にしてくれます。
また、大量に皮があるときは、バターで炒めて砂糖を加え、ブレンダーで攪拌してアップルソースにするのもいいと思います。ヨーグルトにかけたり、パンに添えたり、砂糖を控えめに作ればカレーの隠し味にも活躍します。
ちなみに、りんごのジャムやコンポートを作るときに、皮ごと煮込むと色素が出て美しいピンクになります。ある程度煮ると実と皮が分離しやすくなりますので、少し面倒ですが水上は皮つきで煮て、色が出た時点で皮を取り除きます。
そして、取り除いた皮はみじん切りにしてヨーグルトやパンケーキに。とにかくケチケチ根性まる出しなので、うちのキッチンからはあまりゴミが出ません。まあ、何が言いたいかと申しますと「りんごの皮、捨てたらもったいないですよ」ということです。美味しくて香りがいいので、ぜひ有効活用してください。
最後に、大人向けの楽しみ方を。寒さが深まってくると、ホットなアルコールが美味しくなりますよね。そういう時にも、りんごの皮は大活躍します。
ミズカミの家でよく飲むのは、ホットウイスキーやホットブランデー。りんごの皮を入れると、すごくフルーティーになります。さらに、シナモンスティックを少し砕いて入れれば、風味が一気にマシマシです。足の先までポカポカするので、冷え性さんにもいいですね。
ちょっとクセがありますが、ミズカミは丁子(クローブ)を入れたのも大好物です。母は麦焼酎のお湯割りにりんごの皮を入れて、「いい匂いがする」と言っていました。冷たいままだと香りが立たないので、温かい飲み物に入れるのがおすすめです。